金爆「パソコンばっかやってて良かった!」
優れたデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー '12/第18回AMDアワード」が19日、都内で行われ、金爆ことヴィジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバーが優秀賞を受賞した。
受賞理由は、動画サービス「ニコニコ動画」の公式チャンネルでのユニークな動画配信や12カ月連続楽曲配信など、インターネットを活用したプロモーション活動を通して、ファンを爆発的に拡大させたこと。フロントマンの鬼龍院翔は「僕は生粋の2ちゃんねらーなのでとてもうれしい。(やり方が)ネットの方のツボに入ったのかなと思います。パソコンばっかやってて良かった!」と、喜んだ。
絶大な人気を誇るゴールデンボンバーだが、メンバーはその人気には懐疑的なよう。今後の抱負を尋ねられると、「このままゴールデンボンバーの活動を頑張りつつ、この間、フルーツパーラーをオープンしたのでそっちの方で頑張っていきたい」(歌広場淳)、「賞をいただくたびに何にもやってない僕は心が苦しくなる。いち早くゴールデンボンバーというバンドを解散させて、自分ひとりでなんとか生きていけるように頑張りたい」(喜屋武豊)、樽美酒研二も「ブログ本が出るので、ゴールデンボンバーよりもブログ本をよろしくお願いします」と、バンド活動を視野に入れていない返答で会場を笑わせた。鬼龍院だけは「また素敵なデジタルコンテンツを盛り上げていきたい」と、場にあったコメントでホッとさせた。
他には、総務大臣賞を映画『おおかみこどもとの雨と雪』、AMD理事長賞を電子書籍用ファイル・フォーマット規格の「EPUB 3」が受賞。ゴールデンボンバーと同じ優秀賞には、マンガを軸にテレビアニメ、実写映画、ソーシャルネットワークなどにつなげていった「宇宙兄弟プロジェクト」、NTTドコモのサービス「しゃべってコンシェル・しゃべってキャラ」、ゲーム「とびだせ どうぶつの森」、同「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」、同「パズル&ドラゴンズ」、キャノンの「EOS C300」、メルセデス・ベンツ「NEXT A-CLASS」キャンペーンが輝いた。