国民栄誉賞授与式後の始球式で夢の対決が実現
長嶋vs松井に日本中が感動!!

 ピッチャー松井秀喜、バッター長嶋茂雄----。プロ野球ファンにはたまらない顔合わせが実現したのは国民栄誉賞の授与式が行われた5月5日の巨人−広島戦の始球式。  松井の球を受けるキャッチャーには巨人の原辰徳監督、裁く主審には安倍晋三首相と、なんとも豪華。  ましてや、長嶋氏−原監督−松井氏と巨人軍正統の系譜ともいうべき3人がこういう形でファンの前に立つとは誰が想像しただろうか?   背番号3を背負い打席に立つ長嶋氏。左手一本での構えとなったが、醸し出す殺気は現役時代そのまま? 始球式後の会見で「長嶋監督が打つという殺気を感じていた」ともらした松井氏の投球は思わずすっぽ抜け、頭をかすめるような内角高めへ。長嶋氏のバットはあえなく空を切ったが、会見では「いい球だったら打ち返してましたよ、へへへ」とリップサービスもそのままだった。