NEWS HEADLINE 2013.4.25〜2013.5.9
目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!
“人”— PEOPLE
川口順子 参院環境委員長
参議院は9日午前の本会議で川口順子参院環境委員長の解任決議案を、野党の賛成多数で可決した。
常任委員長の解任決議可決は衆参を通じて初めて。理由は国会の許可がないまま中国出張を延長し委員会が中止となった、というもの。
川口氏は4月23〜24日の日程で中国へ出張したが帰国予定の24日になって、楊国務委員との会談が翌25日に開催されることが決まった。川口氏は24日午前の段階で帰国延期を求め、自民党は野党に帰国延期を打診したが、野党は「委員会開催」にこだわり、認めなかった。
8日、BS朝日の番組に出演した川口氏は帰国延期について「無断ではなかった。手続きは取ったが野党は許してくれなかった」と野党を批判。「私がいなければ日本の国益を守ることはできなかったと自負している」と述べ、楊氏と会談した意義を訴えていた。
今週の一言
安倍晋三首相のフェイスブックにヘイトスピーチ的書き込みが多いことを民主党の鈴木寛氏が指摘したことをうけて、首相「日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない。それが私たちの誇りだ」(5月8日・国会)→この日の発言で安倍首相を在日認定したネトウヨが現れたとか…。
松井秀喜、国民栄誉賞式典で「いま感激で胸がいっぱいです」(5月5日・東京ドーム)→徳光さんは涙でいっぱいです。
元モー娘市井紗耶香、保田圭の結婚をうけて「これで2期メンバー全員既婚者だ〜」(5月3日・自身のブログで)→待てば海路の日和あり。
乃木坂46・松村沙友理、舞台会見で「ライバルは剛力彩芽」発言「まったく生年月日が一緒なので負けたくない」(5月2日)→乃木坂46のライバルはAKB48のはずじゃ…。
元オセロ中島知子、ブログにて「今はバイト生活」(4月28日)→がんばってください。
INFORMATION
山本美香国際ジャーナリスト賞創設シンポ開催
昨年8月にシリア・アレッポを取材中に凶弾に倒れたジャーナリスト・山本美香さんの名前を冠した「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」が創設され、5月26日、早稲田大学・大隈大講堂で、創設記念シンポジウム『ザ・ミッション 〜山本美香 戦場からの問い〜』が開催される。同賞の選考委員をゲストに迎えたシンポで、ジャパンプレス代表の佐藤和孝氏が基調講演『生きた、愛した、伝えた! 〜私と山本の17年戦争〜』を行うほか、『戦場とジャーナリズムの未来』と題して、同賞の選考委員によるパネルディスカッションも行われる。13時30分開場、14時開演。予約不要、無料。詳細は一般財団法人山本美香記念財団ホームページ(http://www.mymf.or.jp/)で。
ジャパンプラットホーム
今週の政治コラム『小池百合子のMOTTAINAI』に登場する特定非営利活動法人(認定NPO法人)。NGO・経済界・政府が連携し、迅速に国内外で緊急支援ができるようにNGOを支援する中間支援団体。助成対象は30団体以上。2000年設立時より、総額219億円、755事業、37対象国・地域の緊急人道支援を実施してきている。2012年11月よりシリア難民に対し2億円の緊急支援を実施。東日本大震災では、助成対象団体以外にも支援を行った。
北陸新幹線
2015年春、金沢−長野間開業予定の『北陸新幹線』の呼称をめぐり、関係県内で揉めている。先に部分開業した『長野新幹線』が延伸する形をとるため、呼称を『北陸長野新幹線』に、と長野県が主張。しかし、もともとの計画が『北陸新幹線』なだけにドロ沼化。この計画では金沢−大阪間の開業も目指している。
憲法96条
日本国憲法96条では「改正を行う場合には、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」と定めている。「3分の2」という数字は思いのほかハードルが高く、日本では今まで1度も憲法が改正されたことはない。国民投票について定めた法律ができたのすら平成19年になってから。現在、自民党、日本維新の会、みんなの党は96条の先行改正について賛同し、推進する立場を表明。民主、共産、生活、社民、みどりの各党は反対の立場。自民党と連立を組む公明党は先行改正に慎重な姿勢を見せている。
女性手帳
政府は、女性を対象に10代から身体のメカニズムや将来設計について啓発する「女性手帳」(仮称)の導入を検討している。医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙い。子宮頸がん予防ワクチンを接種する10代前半時点や、20歳の子宮がん検診受診時点での一斉配布を想定している。女性手帳では、30歳半ばまでの妊娠・出産を推奨し、結婚や出産を人生設計の中に組み込む重要性を指摘する。ただ、個人の選択もあるため、啓発レベルにとどめる。
奨学金
文部科学省は4日、所管する日本学生支援機構が大学生らに貸与している奨学金について、返済が滞った場合に加算している延滞金を現在の年利10%から引き下げる方針を固めた。奨学金制度を利用していない人にとっては、奨学金は返済しなければいけないものという認識を持っている人は案外少ない。そしてその返済が就職してからも大きな負担となっているということも。先日、借金返済のため勤務時間外に性風俗店で働いていたとして停職6カ月の懲戒処分となった大阪府立高の女性教諭(29)。その借金のなかにはどれくらいの割合だったかは定かではないが奨学金もあったという。