2013.6.7〜2013.6.20 NEWS HEADLINE

PHOTO OF THE WEEK

 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

ネコが市長選に立候補

59450.jpg 15日、メキシコ・ハラパで飼い猫のモリスが市長選に立候補した。このモリス候補は、来る7月の選挙に向け「Tired of voting for rats(汚職政治家のための選挙にはうんざり)」というメキシコの腐敗政治に異議を唱えるスローガンを掲げて、出馬を表明した。この猫の擁立は地元政治に失望した市民団体によって計画。地元メディアによると、モリスの市民団体はフェイスブック上では110000「いいね!」を集めて、その「いいね!」数は他の候補者たちよりも多いという。

写真:ロイター/アフロ

在日排斥デモで8人逮捕

59451.jpg 東京・新宿で行われた在日コリアン排斥を掲げるデモの参加グループと対立グループの間で乱闘騒ぎがあり、警視庁新宿署は16日、いずれも暴行容疑で、双方のグループの男女計8人を現行犯逮捕した。逮捕容疑は、互いのグループの参加者を殴ったり、相手につばを吐きかけたりしたとしている。
 新宿や新大久保周辺では月に数回、市民団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などがデモを繰り返し実施。この日は在特会側が約200人参加、反対グループは約350人集まった。5月にも逮捕者が1人出ており、警視庁は約450人態勢で警戒を強めていた。

写真:Landov/アフロ

W杯より教育・貧困対策

59452.jpg サッカー日本代表も参加している「コンフェデレーションズカップ」が開催されているブラジルで17日、コンフェデ杯や来年のワールドカップ(W杯)開催に反対する大規模デモが起きた。
 国内で食料価格が高騰するなか、サンパウロで2日、地下鉄やバスなどの運賃が3レアル(約130円)から3.2レアルに引き上げられたことを契機にデモが各地で発生していた。
 デモ隊は連日、「W杯より教育、貧困対策を」「(反政府デモを行った)トルコを見習え」などと書かれたプラカードを掲げ、政府に激しく抗議している。

写真:AP/アフロ

トルコでは「沈黙の抗議」

59453.jpg 反政府デモ隊が強制排除されたトルコの最大都市イスタンブール中心部にあるタクシム広場で、人々がただ黙って立ち続ける「沈黙の抗議」が広がっている。きっかけとなったのは路上アーティストのエルデム・ギュンドゥズさんのパフォーマンス。広場の片隅で、両手をポケットに突っ込んだまま何時間も国父ムスタファ・ケマル(アタチュルク)の肖像を見つめる様子が、「立ち続ける男」とインターネット上で話題となり、賛同する市民ら数百人が仕事帰りなどに参加するようになったという。

写真:ロイター/アフロ