【サッカーコンフェデ杯】1次リーグ敗退もザックジャパンあと一歩!!イタリアに3−4

 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)のテストを兼ねたコンフェデレーションズカップが15日、ブラジルで開幕した。1次リーグA組の日本は、6万7000人超の大観衆が詰めかけたブラジリア国立競技場での開幕戦で3連覇を狙うブラジルと対戦し0−3で完敗した。

 2大会ぶり出場の日本は前半3分、ネイマールに先制点を許すと、後半3分にはパウリーニョに追加点を奪われ、試合終了間際にも失点した。

 0−4で敗れた昨年10月の親善試合に続き、力の差を見せつけられた。

 1次リーグ突破へ向け、もう負けられない日本は19日、ブラジル・レシフェでの第2戦で、欧州選手権準優勝のイタリアと対戦。試合は前半から日本がペースを握る。遠藤、香川が積極的にミドルシュートを放つなどイタリアGKブッフォンを脅かす。
 そして21分、デ・シリオのバックパスを追った岡崎がブッフォンに倒されPKを得ると、本田が右隅に冷静に決め1点を先制する。33分には右CKから相手DFがクリアしたルーズボールを今野がふわりと前線に放り込むと、香川がDF陣をすり抜け左足でボレーシュート。2−0となり、勝利を大きく引き寄せた。

 しかし41分には陣形が整う前にピルロにCKを蹴られ、デ・ロッシにヘッドで決められる。後半5分には内田のオウンゴールで同点に、7分にはPKで逆転を許した。

 立て続けの失点にもめげずに必死に食らいつく日本は24分、岡崎がヘッドで同点にすると、足が止まったイタリアを攻め立てる。細かいパスをつなぎシュートを狙う日本だが、41分、一瞬のすきを突かれ、途中出場のジョビンコに決勝ゴールを決められ力尽きた。

 一時は2点リードし歴史的な勝利を予感させたイレブンをザッケローニ監督は「選手たちは勇気を持って戦った」とねぎらったが、本田は「残念。今は冷静に考えられない」、香川は「勝たなきゃ意味がない」とともに厳しい表情で語った。
 日本は2連敗でグループリーグ敗退が決まった。