NEWS HEADLINE 2013.8.16〜8.29
目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!
下着姿のプーチン氏の絵画を押収
ある時はF-1マシンを操り、ある時はロシアの爆撃機Tu-160に乗り込み、またある時はバイカル湖を潜水艦に乗り込み探索する。陸海空を制覇したロシアの“強い大統領” ウラジーミル・プーチン大統領が女性の下着姿となっている肖像画がサンクトペテルブルクで15日から始まった美術展で展示されたていたのだが、28日にロシア警察が同美術展を強制捜査。この肖像画ら4点を押収した。
(写真:AP/アフロ)
「捏造」主張も薄氏公判が結審
中国共産党の大物政治家で、収賄と横領、職権乱用の罪に問われ失脚した薄煕来・元重慶市党委書記(64)の公判が8月26日、5日間の審理を終えて結審。論告で検察側は、「被告の罪は重く、加えて犯行を否認するなど情状酌量の余地はない」として、厳罰に処すよう求めた。判決は後日言い渡される。公判で中国当局は、薄被告の失脚をめぐる政治的な臆測を排除し、裁判の公正さを内外に印象づけるため、かつての四人組裁判と同様に公判でのやりとりを公表した。一方、薄被告は「証拠は捏造されたものだ」として、全面的に争う姿勢を崩さなかった。
(写真:Jinan Intermediate People’s Court/ロイター/アフロ)
産業界は増税賛成が大半
政府は平成26年4月に消費税率を8%に引き上げるかの最終判断に向け、有識者や専門家から意見を聴く「集中点検会合」を8月26〜31日に開催。
27日には首相ブレーンの浜田宏一内閣官房参与が「増税にはリスクがある」と主張。そのうえで、平成26年4月に8%、27年10月に10%と予定される消費増税について、それぞれ1年延期する案と、26年から毎年1%ずつ上げる代案の2つを政府に提案した。28日には日本自動車工業会の豊田章男会長が「次世代にツケを回さないように」と発言。予定通りに税率を引き上げる意見が大半を占めた。
豊田章男会長(写真:ロイター/アフロ)
再利用タンクから汚染水漏洩
東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏洩した問題で、東電は24日夜に会見し、漏洩のあったタンクは当初別の場所に設置していたものを、地盤沈下で現在の場所に移設し再利用したものだったと発表した。移設時に解体して再び組み立てており、その際に何らかの不具合が生じたか、地盤沈下でタンクの一部がゆがみ、ボルトの接ぎ目が劣化した可能性がある。また原子力規制委員会は28日、汚染水漏れの国際的な事象評価尺度(INES)について、「レベル1」(逸脱)から「レベル3」(重大な異常事象)に暫定評価を引き上げた。
会見する東電の今泉典之原子力・立地本部長代理(右から2人目)(写真:AP/アフロ)