NEWS HEADLINE　2013.11.22〜2013.12.5

PHOTO OF THE WEEK

海側井戸水から130万ベクレル

　東京電力は4日、福島第1原発2号機タービン建屋の海側の護岸エリアにある観測用井戸で2日に採取した地下水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり130万ベクレル検出したと発表した。護岸エリアでは今年8月以降、同110万ベクレル（11月28日採取分）が最高値で、さらに汚染が強まった。

福島第1原発の廃炉作業を視察する国際原子力機関（IAEA）の調査団（写真：IAEA/AP/アフロ）

タイのデモはいつ終わる!?

　インラック政権打倒を訴える反政府デモが続くタイ。2日にはインラック首相が、デモを先導する野党民主党のステープ元副首相が前日の会談で突きつけた退陣要求を改めて拒否。3日にはデモ隊数百人が首都バンコクの首相府敷地内に突入したが、しばらくして敷地外に退き、警官隊との衝突は回避された。プミポン国王の86歳の誕生日が5日に迫ったことから小康状態に入ったが、予断は許さない。
　タイでは、タクシン派と反タクシン派の衝突が数年来、繰り返され、何度も流血の事態を招いている。

（写真：ロイター/アフロ）

プーチン大統領が50分遅刻

　ロシアのプーチン大統領は25日、バチカンを訪問し、ローマ法王フランシスコと初めて会談した。プーチン氏は法王が9月にロシアで開かれた20カ国・地域（G20）首脳会合の期間中に書簡を送り、シリアへの軍事介入に反対するロシアの立場を支持し、国際社会に平和解決を訴えたことに感謝を示したという。プーチン氏の表情が固いように思われるのは50分ほど遅刻したかららしい。

（写真：代表撮影/AP/アフロ）

ベルルスコーニ元伊首相失職

　脱税事件で有罪が確定したイタリアのベルルスコーニ元首相（77）の議員資格剥奪に関する投票が27日、イタリア上院で行われ、可決。首相職を3度経験するなど政界に約20年間君臨してきた元首相は議員を失職、6年間は公職に就けない。
元首相は3度の首相経験という実績を強調し必死の抵抗を続け、元首相派は阻止のための動議を相次ぎ提出したが、いずれも否決された。

（写真：AP/アフロ）