『第6回沖縄国際映画祭』魅力その1 “ラフ”と”ピース”があふれてる

 沖縄国際映画祭のテーマ、それは“Laugh & Peace”。コンペティションでは、「笑える、もしくは見終わった後に幸せな気分になれる」というテーマに沿った長編作品を、Laugh部門とPeace部門に分け、それぞれグランプリの海人賞(うみんちゅしょう)を競う他、両部門を通じた1作品に審査員特別賞としてゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)が贈られる。今年は『極道の妻たち』シリーズを手掛けた中島貞夫、映画プロデューサー・奈良橋陽子、映画コメンテーターのLiLiCoらが審査員を務める。
 今年の出品作は注目作が勢揃い。Laugh部門には、品川ヒロシ監督&藤原竜也主演の『サンブンノイチ』、アメリカの伝説的テレビ番組“ジャッカス”から生まれたロードムービー『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』、佐々木蔵之介主演の異色の時代劇『超高速!参勤交代』など豪華作品がエントリー。Peace部門でも、芦田愛菜主演&行定勲監督の『円卓』、ゴリラがプロ野球チームに入団するという奇想天外なストーリーで注目の『ミスターGO!』など力作揃いだ。
 また、次世代を担う人材発掘を目的とした『クリエイターズ・ファクトリー』や、結婚式余興映像NO.1を競う『にーびち映画祭』など、その他のコンペも沖縄国際映画祭ならでは。