今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 エビストロ エビ殻荘(神楽坂)
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
「人はなぜ海老と聞くと心踊るのだろう…」(名言by探偵)。思わず哲学的な(どこが?!)つぶやきが出てしまうが、今回タレコミがあった店の“エビ好きによるエビ好きのためのエビを追求したエビストロ”という触れ込みが探偵を哲学者にしてしまうのだ。だって、エビっすよ。エビ。生、焼き、蒸し、炒め、煮込み、揚げとなんでもござれの上、煎餅や味噌汁に入れてもうまいんだから、いつもならつらいのぼりの神楽坂を軽やかにスキップで駆けていく気持ちも分かっていただけよう。
活オマールほか、常時7種類以上のエビが楽しめるこの店のひと皿目は「海老と魚介の冷製スペシャリテ」。あれも食べたい、これも食べたい探偵がちょっとばかりわがままを言って、アレコレ入れてもらったひと皿。内容は…牡丹海老、車海老、赤海老、桜海老、帆立貝、本日鮮魚、イクラ、水蛸、ほか。エビだけで4種類も! それがひとつひとつ味わいも、食感も、鼻から抜ける香りも、ソースももう、全部違うからめちゃめちゃエビを堪能できるのですよ。甘い、プリプリ、コク、ネットリ感…。エビの長所を全部いっぺんに堪能できる日が来るなんて自分、想像もしてなかったっす(泣)。しかも、身をきれいに食べ尽くし、口に加えてミソをチューチューやった頭の部分を焼いてくれるというサービスも! 焼いたエビを頭から尻尾までバリバリ食べるのが好きな探偵にはうれしいお心遣い。ありがたや~。
そして、エビ好きの夢、オマール海老のエビフライが運ばれてきた。身がぎっしり詰まったブリブリのエビをナイフとフォークで解体する。それはもうほとんど力仕事と言っていいほどの弾力。この戦いの向こうに“究極のエビフライ”が待っている…。その一心で解体終了。殻から身をはがし、タルタルソースをつけていただく。歯ごたえが半端なく、その上噛むたびにエビのエキスが出てくる。時間長持ちガムも真っ青なエンドレスエビ味状態。男の浪漫を叶えたい人は、ぜひ挑戦してみるべし!
観音山のゴールデンライムを使ったモヒートやサワーなどのドリンクも料理を引き立ててくれる。
とにかくエビ好きの“エビラー”にはたまらん店に認定!
【住所】新宿区神楽坂 大宗第5ビル【TEL】03-6416-9089【営業時間】月~木 17時~23時30分(L.O.23時)、金・土 17~翌3時(L.O.翌2時)【定休日】日曜