今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 萬亭(赤坂)
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
突然ですが、あなたにとって“ごちそう”って何ですか? 探偵にとっては“寿司”“ステーキ”“揚げ物”が3大ごちそうだ。ところがこれらはどれもがメインなので、バイキングなど以外で一緒に堪能できる機会はない。が、この度この3つがワンフロアで楽しめる店ができたと聞いて、いてもたってもいられず、ダッシュで向かった。
その盆と正月が一緒にきたような素敵はお店は「萬亭 赤坂一ツ木通り」。串揚げの「串亭」と鉄板焼きとステーキの「二平」、そして和食と鮨の「金平」を展開している会社が、そのすべてを堪能できる店を作ったのだ。これ、ポイントね。試験に出るからちゃんと覚えよう。そう、それぞれがプロフェッショナルな店が集まっているから、めっちゃクオリティーが高いのである。店内は職人が目の前で握ってくれる鮨のカウンター、同じく目の前で焼いてくれる鉄板焼きのカウンター、そして揚げ物のカウンター、個室で構成され、好きなところで食べられるのだ。もちろん、陣地を越えてのオーダーも可能。仕入れから調理まで、各プロたちがやっているので、ハイレベルな3大ごちそうが一度に食べらるというワケ。ここは天国か!
前菜で出てきた藤枝牛のカルパッチョは、3秒ほどしゃぶしゃぶしたぐらいのレア感のある肉に生姜ソースがあうあう。そして、生パン粉で揚げているという串揚げ部門。ふわっふわのキスは塩とソースで、天使のエビはレモンか塩で、そして和牛は1口目を塩、2口目をソースでいただく。なんじゃこりゃー。探偵は大食いなので、串揚げ屋に行くと20本は食べないと食べた気がしないのに、この3本で満足したぞ。美味しいものは少しでも満足感があるのだと知ったのであった。そして、刺し身はどれも新鮮で、金目鯛の皮を炙ったやつなど、仕事きっちり。パリッパリの香ばしい皮としまった身が口の中でハーモニーを奏でる。いや、皮の香ばしさの後に、旨みたっぷりの身が追いかけてくるから、輪唱(森のくまさん的な)といったところか。鮨の大きさ、握り具合も探偵好みでGOOD! 鉄板焼きはランプとリブロースの2種類。イタリアの荒塩、赤ワインソース、もしくはシャンピニオンのソースで。身をよじって喜ぶ探偵。あーこんな美味しいものがいっぺんに食べられるお店と今生で出会えるなんて。毎日通って3つのカウンターをローテーションしたいものだ。“生きてて良かった”なお店に認定!
【住所】港区赤坂4-3-6 Hitotsugi LIP7F
【TEL】03-6441-2294
【営業時間】18時〜翌2時(L.O.翌1時)
【定休日】無休
【URL】www.real-taste.net/