さおり&トニーが帰ってきた!「ダーリンは外国人」シリーズが6年ぶりに発売
300万部突破の大ヒットコミックエッセイシリーズ「ダーリンは外国人」最新刊『ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し』が発売中。今度はベルリンから家族の日常をリポート! しかしなぜベルリンに?
小栗「もともと海外に住む予定で、条件をいろいろ考え、実際に行ってみてベルリンに決めました。旧東地区だったところに若い人たちがお店を作っていて、それが粗削りだけどおしゃれで勢いがあった。これからいろんな文化が生まれそうだなっていうところが気に入りました」
トニー「東西に別れていた街が統一する時はいろいろ問題も起きる。でもその分チャンスもあるし、人が動き出して、新しいものを作り出す時に活気が生まれる。そんな空気を左多里は感じたんだと思う。そのほか、医療、教育機関、生活を支える基盤を考慮した上でもベルリンは合格だった。条件リストを作ってチェックした時に、いっぱい当てはまったのがベルリンでした」
日本との違いは?
小栗「日本は多分経済が優先なんですが、ベルリンは経済が第一じゃない。国としては経済的に赤字だし、失業率も高いのに、日曜日はすべての店が休み。しかも平日でも5時に閉まる店なら4時50分には片付け始めて、死んでも残業しないぞっていう意思が感じられます(笑)」
トニー「ベルリンは公園もいっぱいあるし、そこにある遊具もバラエティーに富んでいて素晴らしい。あとちょっとした空き地に座れるところがあって、気軽に一服できるスペースも多いです」
小栗「ベルリンは直行便もないし、あまり知られてない。でも私たちがいいなと思ったミッテはとにかく今、世界中から人が来てるし、家賃も上がって大注目されている地区なんです。何か生まれそうなパワーにあふれているし、その魅力を伝えて、読者の方と情報を共有したい。そして直行便ができたら言うことなしです(笑)」
【定価】1000円(税別)【発行】KADOKAWA メディアファクトリー