愛しの「焼き魚定食」やっぱり食べたい、新サンマ

東京にもいよいよ秋到来! なぜか秋になると食べたくなるのが「焼き魚」。今日のランチは日本人のお腹と心を満たす焼き魚定食で決まり!

「今年のサンマは油が乗っていておいしいですよ」と語る、麻布十番の人気店『たき下』の店主・瀧下さん。ここは旬の魚介や有機野菜を使ったこだわりの和食をリーズナブルに味わえるお店。中でも、朝に仕入れた魚を備長炭で香ばしく焼き上げる焼き魚定食を目当てに、ランチタイムには行列ができる。「新鮮な魚に塩を振って炭火で焼くだけなんですけどね(笑)。ポイントは一気に焼き上げてしまわないこと。半分ほど焼いて、余熱で仕上げるという感じで焼きます」。香ばしくパリパリと焼きあがった表面とふっくらジューシーな身。まさに焼き魚の醍醐味。中鉢にたっぷり入った大根おろしが、またうれしい。「おろしを焼き魚の皿に添えると水分が魚を濡らしますし、かといって絞りきったおろしはおいしくないですから」。サンマのきれいな食べ方も伝授してくれた。「まず尾を切り取り、胴体を縦に適当に切れ目を入れ、尾に向かって引き抜くんです。すると骨だけ残してきれいに身をとることができますよ」。おいしい新サンマは完全に南下する前、9月いっぱいが狙い目だ。

ランチ「新秋刀魚塩焼き」1295円。他にも「黒むつの柚香焼き」など。『旬の味 たき下』麻布十番2-1-11小島ビル1F TEL:03-5418-4701