一度は見たい、世界の絶景【海外編】part1
何度も行ける所ではないから、海外に行ったらあれもこれもとスケジュールを組みたくなるのが人情。そのひとつに、日本では見ることができない絶景を見に行くツアーを入れてみては? 自然が織り成す神秘的な現象や珍しい環境、また人が長い歳月をかけて作り上げた歴史ある街並みなど、絶景もいろいろ。しかしどんなものでも、自分の目で見てその空気感を体験することは、何にも勝る人生の宝物になるはず。
海外編では、イタリア、メキシコ、マレーシア、オーストラリア、アメリカ、ハワイの絶景や街並みを紹介する。
【イタリア】シチリア島・シャッカの街並み
シチリアの南西部の海に面した高台にあるシャッカ。町の中心部はこの高台を中心にして構成されており、港のある海へは崖を下るかのように、急降下することでたどり着くことができる。見どころは、町の目抜き通りであるヴィットリオ・エマヌエーレ大通り沿いに集約されている。
またその北側には、旧市街地が広がっており、町を囲んでいる16世紀の城壁やお城、アラブ風の建物などを見ることができる。海水浴でも知られているが、実は温泉が有名なシャッカ。古代ローマ時代に、セリヌンテのローマ軍の前哨基地であり、シチリア最古の温泉として当時から温泉が確認されていたため、「セリヌンテの温泉」と呼ばれていて、その名残は現在でも利用されている温泉施設にも見てとれる。
【メキシコ】アグア・アスル
メキシコ・チアバス州の世界文化遺産パレンケ遺跡から約65キロ南の熱帯雨林の中にあるアグア・アスルは、国内でも有数の美しさを誇る水の滝が大小50以上も点在。一番高いもので落差は約30m、低いもので約3m。アグア・アスルとは、“青い水”という意味。その名の通り、真っ青に澄んだ水はちょっと神秘的な美しさ。また、パレンケ遺跡から南に約20kmのところに位置するミソル・ハも美しい滝がいくつもあり、マイナスイオンをたっぷり吸収できること間違いなし。アグア・アスル、ミソル・ハともに夏季は遊泳も可能なので水着を持参して行くのもオススメ。6~9月にかけての雨季のシーズンは水が濁っていることもあるので乾季に行くとより一層きれいな滝を見ることができる。