浅草ワハハ本舗「娯楽座」が100ステージ突破

 ロングラン上演されている、浅草WAHAHA本舗「娯楽座」が100回公演を記念し、入場無料のイベント「感謝感激雨あられLIVE」を開催。演出の喰始が感想を語る。

喰「無事、100回公演を終え、僕自身も作り方に慣れてきましたし、若手が成長している手応えを感じます。あとは浅草でこういう公演をやっていることを、東京の人や観光で浅草に来るお客さんに知ってもらえれば。軽演劇は浅草から始まり、実はもうないんですよ。だから軽演劇も進化していかなきゃダメ。たまに昔風の軽演劇をテレビでやっているけど、お年寄りしかピンときてないんじゃないかな。僕はレディー・ガガやももクロの曲を使って、若い人が興味が持てる舞台を作る事で軽演劇を復活させたいと思っているんです」

 この日のイベントには、8月公演『左甚五郎とゴッホ』にゲスト出演した津軽三味線の浅野祥・浅野咲千絵兄妹、9月公演『平賀源内とレオナルド・ダ・ヴィンチ』にゲスト出演した和太鼓奏者の山部泰嗣も駆けつけた。

山「喰さんにセリフ3つだからって口説かれたんですけど、とんでもなく長い3つだった(笑)。普段はソロで舞台に立っているので、すごく楽しかったし、こういう作り方もあるんだとすごく勉強になりました」

浅「この舞台に出たことで、自分のコンサートにも持ち帰れたものがすごくたくさんあり、成長できたし本当に楽しかった。12月の公演もいつ出ようかなって狙ってます(笑)」

喰「12月公演『これが娯楽座だ!!踊る侍・歌う町娘・笑う花魁』は過去の一番おもしろいっていわれている名シーンをやります。芝居、お笑い、音楽を全部ひっくるめたショーです。クリスマスや忘年会シーズンにぴったりなにぎやかなものになりますので、ぜひ足を運んでいただきたいですね。祥君や山部さんにも出てほしい。そんなサプライズもある…かも。三味線弾きながらとか、太鼓を叩きながらの立ち回りとかね(笑)」

山「自分のライブでは切られてくれる人がいないので、ぜひ(笑)!」