山本昌「幸せな野球選手だといつも思っています」
ファンを元気づけたベストプレーに送られる「ジョージア魂賞」の特別賞に選ばれた中日ドラゴンズの山本昌。山本は今年、49歳25日で最年長勝利をあげ、さらに最年長出場、最年長登板、最年長先発、最年長奪三振など数々のプロ野球記録を64年ぶりに更新。中年の星としてオヤジ世代に勇気を与えている。
「ファンの方たちの声で、こんな素晴らしい賞を受賞でき、自分は本当に幸せな野球選手だと思っています。特に最近は年の近い年代の方が後押ししてくれるのを感じ、とてもありがたいなと。この歳でよくやっているなと思う方もいるかと思いますが、仕事としてやっている以上、どんなに辛くても頑張らなきゃいけない。だから、僕がいいピッチングしたり、勝ったりすることで励みになるなら、頑張りたいし、みんなで頑張りましょうって言いたいですね」
ここまで続けられた原動力は?
「やはり野球が好きということと、小さいころからこれしかやってきていないので。勉強も多少しましたが、野球ばかりやっていたので(笑)。僕は天才型ではないし、コツコツやるしか取り柄はありませんが、逆にいうとあきらめずに頑張るという才能はあったのかも。しつこいともいいますが(笑)。9割だめだと思っても、あきらめなかったら10%できるかも知れない。これまでそうやってきたので、可能性が0になるまであきらめないし、多分引退するまでそういう姿勢で頑張ると思います」
50歳になる山本は来シーズンも現役選手としてマウンドに立つ。
「僕自身はいつ引退しても仕方ないと思ってますし、それでもいいと思っています。それは来年の結果次第。この前の契約更改の時は、来年で9割引退ですって言いましたけど、でも自分からやめますとは言いたくない。だから来シーズンも一生懸命プレーしたいと思っています」
います」
趣味のラジコンはもうしばらく我慢?
「やりたいですけど、とりあえず野球をしっかりやらなければいけませんので。でも終わったら必ずします(笑)。引退したら、世界中をラジコンレースで転戦するのが夢ですね」