戦後の映画界をけん引、名優・菅原文太さん逝く
俳優の菅原文太さんが11月28日に死去していたことが、1日、分かった。東映が発表した。81歳だった。原因は転移性肝がんによる肝不全だった。
『仁義なき戦い』『トラック野郎』シリーズなどで知られ、220本以上の映画に出演。東日本大震災を受けて、2012年に俳優活動を控える休業宣言を発表した後は、農業を営み、政治や選挙にも積極的に参加していた。
前日の11月30日に福岡・太宰府天満宮祖霊殿で親族のみで家族葬が営まれ、この日、長男の加織さん(享年31)が眠る同県内の寺で納骨を行った。お別れ会のなどの開催は未定。
レギュラーラジオ番組『菅原文太 日本人の底力』(日曜午前5時30分)を放送するニッポン放送は、同放送枠で、これまでの放送から文太さんの生き様や考え方を象徴する言葉などを選りすぐり追悼番組として2週にわたってオンエア。14日も放送がある。