KEYWORDで見るニュース 2014.12.5〜2014.12.18
投票率54.36%
総務省は15日、14日に投開票された第47回衆院選の投票率を発表。選挙区が52.66%、比例代表が52.65%。戦後最低だった平成24年の前回衆院選(選挙区59.32%、比例代表59.31%)をともに6.66ポイント下回り最低記録を更新した。
バンドワゴン効果/アンダードッグ効果
衆院選では自民党が単独で291議席を獲得したが、報道各社の事前の情勢調査では300議席を超えると予想されていた。こうした報道により有権者が勝ち馬に乗ろうとするのが「バンドワゴン効果」。劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れることは「アンダードッグ効果」といわれる。
安倍チルドレン
選挙のたびに生まれるのが、時の人気政治家の名前を冠した新人議員たちの総称「○○チルドレン」。古くは小泉チルドレン、小沢チルドレンあたり。小泉----は再選を果たしたのが10人、小沢----も11人に終わった。24年に初当選した「安倍チルドレン」といわれる新人議員は119人だったが、今回再選を果たしたのは103人。悪しき慣習!? に終止符を打った格好。
一票の格差
人口比例に基づかない区割りで「一票の格差」が是正されないまま行われた14日の衆院選は憲法違反だとして、升永英俊弁護士らのグループが15日、全国すべての295選挙区の選挙無効を求める訴えを全国14の高裁・支部で起こした。選挙区すべてについて無効請求訴訟が起こされるのは初めて。
最高裁は昨年、最大格差が2.43倍だった平成24年の衆院選を違憲状態と判断。今回の選挙での最大格差は2.13倍。