KEY WORD で見るニュース 2014.12.19〜2015.1.8

習近平派
 昨年12月の中国共産党内ナンバー9の周永康氏の党籍剥奪と逮捕、胡錦濤前国家主席の元側近・令計画・人民政治協商会議副主席の党統一戦線工作部長からの解任…。中国の習近平国家主席は、汚職や横領などの名目で政敵になり得る有力者を次々と失脚させる一方、自身の元部下らを重要ポストに登用、共産党内で新しい派閥を形成しつつある。
 中国共産党は上海閥、共産主義青年団(共青団)派と太子党という三大派閥の拮抗といわれてきたが、ここ一連の“習近平親衛隊”の形成で、この勢力地図が、様変わりしようとしている。

山本圭壱
 2006年に未成年との飲酒淫行事件で、当時所属していた吉本興業から契約を解除された、お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱。若手芸人からの信望も厚く、復帰を望む声も多かったが、事件の性質上、復帰への壁は高くこれまで実現には至っていなかった。しかし年が明けて1月4日、活動再開を発表。1月19日、下北沢の駅前劇場でお笑いライブを開催する。自ら下北沢で手書きのチラシを配り、ライブは投げ銭方式で行われる。

3期9年
 連続で2期6年までとなっている自民党総裁の任期を「3期9年」まで延長すべきだとの声が党内で浮上してきた。現行の党則や総裁公選規程に従うと安倍総裁の任期は平成30年9月まで。首相が招致に成功した2020(平成32)年東京五輪・パラリンピックを安倍首相のままで迎えるべきだというのが理由だ。首相の悲願である憲法改正に道筋をつけたいとの思惑も働いている。

生活の党と山本太郎となかまたち
 先の衆院選で2人しか当選者を出せず、「国会議員5人以上」という政党要件を失った生活の党に昨年12月26日、無所属の山本太郎参院議員が参加。政党要件を満たしたことによって、2015年の政党交付金を受け取ることができるようになった。それに伴い党の正式名称が「生活の党と山本太郎となかまたち」に変更された。