日本サッカー協会がアギーレ監督との契約を解除

 日本サッカー協会が3日夕、都内のJFAハウスで会見を開き、日本代表監督のハビエル・アギーレ氏と契約解除したことを発表した。会見には大仁邦彌会長と三好豊法務委員長が出席。契約解除の理由はスペインのバレンシア予審裁判所がアギーレ監督の八百長疑惑に関する検察側の告発を受理したことを確認したため。
 アギーレ監督の告発は1月31日に受理され、協会は2日夜に事実を確認。この日の発表に至った。
 大仁会長は「手腕を高く評価しており、告発が受理されないことを願っていた。我々の使命はロシアW杯への出場。その予選が6月から始まる。これから捜査が始まり、起訴され、裁判が始まる可能性がある。我々としてはそういう影響ができるだけでないように、リスクを排除する必要があると考えた」と苦渋の決断へ至る経緯を説明した。
 次期監督については技術委員会がすでにリストアップはしているというが、3月にある国際親善試合までに決定するかは未定。大仁会長は「間に合わせたいが、間に合わせ人事にはしたくない」と語っている。