大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)
第33回 2年目の『キキマス!』は、より”キキマス”に

 新年度の始まりとともに、『キキマス!』も2年目に入りました。番組の構成も、メンバーも少し変わって、新しいスタート切りました。分かりやすい変化といえば、東島衣里アナウンサーが新アシスタントになってくれたこと。すでに他の番組でも活躍していらっしゃったこともあって、初登場となった3月30日の放送から、届くメールも初めて見るラジオネームの方が多いです。50〜60代の男性も多い。きっと東島さんのファン……。東島さんのホンワカした雰囲気、好きになっちゃうんだろうなあ。

 そのホンワカ感やのんびり感、僕にも伝染しているんです。今週、自分が喋っている量がすごく少ないんですよね。これ、そうしようって思ってやってるんじゃなくて、自然とそうなっちゃってる。東島さんと話すときだけじゃなくて、ゲストやキキマスターのマキタスポーツさんや森脇健児さん、中継コーナーを担当してくれる人、参加してくれるお店の方々、誰とお話をする場合でもそうなの。その人の話を聞く、より“キキマス”な感じになっている気がします。

 振り返ってみると、1年前、『キキマス!』が始まったころって、昼の時間帯の生放送を初めて担当することになって、すごく意気込んでたし、ピリピリしてました。他の番組にはできないこと、自分だからできることをどんどんやっていこう、言いたいことも言っていこうって。そういうことを放送でも話してたと思います。それが、1年間やってきて、余裕も出てきたっていうのもあるけれど、少しずつ変わって来たんですよね。

 一番言いたいことを届けるためにはどうしたらいいか。ちょっと“ラジオスター”みたいなこと言わせてもらっちゃいますけど、オープニングからラストまで、どう構成したら伝わるのか、それが大事なんだよね。すごく当たり前のことだけど。これって、DJをすることにも似ていて、一番届けたいこと、DJでいうなら最大の盛り上げに持っていくために、その前の曲、さらにはその前の曲って遡って構成していくのと同じだと思うんです。常に、自分の意見をぶつけるだけじゃなくて、それをより届けるために、番組の選曲やオープニングのトークの話題も選択していくんです。熱を持ってね。

 最後になりますが、チーフディレクター曰く、東島さんと僕、「姪っ子」と「おじさん」という裏テーマらしいです。いつも顔を合わせる家族の話はうんざりすることもあるけど、たまに会うおじさんなら仕方ないから付き合うかっていうのあるでしょ、そういうの。

 それでは、2年目の『キキマス!』もよろしくお願いします。

kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
AM1242 ニッポン放送 毎週月曜日〜木曜日 午後1時〜午後4時 生放送