UFC日本大会開催決定
世界最高峰の総合格闘技団体UFCは、9月27日(日)にさいたまスーパーアリーナで、UFC 日本大会「UFCファイトナイト ジャパン」を開催。メインイベントとして、ロイ・ネルソンとジョシュ・バーネットが5ラウンドの試合を行う。さらに、今回は新たにリアリティテレビ番組「ロード・トゥ・UFC ジャパン」も制作。UFCとの契約を目指し競う8人の総合格闘家を追う。8人は日本やラスベガスにあるUFCのジムでトレーニングをしながら互いに競い合い、最終的に絞り込まれた2人が9月の大会に出場することができる。同番組は7月よりスタートし、9月の大会に向け放送される。
日本大会を前に、4月に行われた「UFC186 in カナダ」で日本人初のUFC王者を目指した堀口恭司と戦い一本勝ちし、6度目の防衛を果たしたUFCフライ級チャンピオンデメトリアス・ジョンソンが来日。堀口のジムを訪れた。
—4月25日の試合を振り返って
堀「前回の試合では自分のゲームプラン通りにいかなくて、最後は削られて削られて一本負けしてしまいました。時間ギリギリだったので、悔しかったけど、“ああ、もうやられたな”って…。一本負けだったということより、とにかく負けたことが悔しい。でも負けは負けなので、次は勝てるように前を向くだけです」
ジ「でも僕も思いのほかテイクダウンにもっていけなかったですよ」
堀「いや、バンバン取られました(笑)。でもすごくいい経験になりました。このままじゃダメだと自分で分かりましたから。もっともっと練習してまた次チャレンジしたいです。でも前回の試合をやって、決してUFCのタイトルが手の届かないものではないと思った。チャンスをつかみに行くしかないので、苦手な部分をなくして、どんどん勝っていきたいです」
ジ「恭司は素晴らしいアスリートで、なかなか捕まえられなかった。お互いにとって、非常に素晴らしい試合だったと思います」
—9月の日本大会は?
堀「もちろん出たいですけど、今は何も決まっていない。日本でやるほうが時差もなく、体調やコンディション的にいいので、海外よりは準備がしやすいという部分もあります」
ジ「ノー(笑)。前回、シアトルからモントリオールの3時間の時差でも大変で体調を崩してしまったので。もし日本で試合が決まったら、早めに来て体を整えなくてはいけないから大変だと思う」
—日本のファンにメッセージ
堀「4月の試合では期待に応えられなくてすみませんでした。次からはどんどん勝って行って、次にタイトルに挑戦する時は必ずベルトを持って帰りたいと思います」
ジ「恭司とこんな形で再会できるとは思っていなかったし、なかなか難しいことだと思いますが、快く受け入れてくれて本当にありがとうございました。日本は食べ物もおいしいし、いろいろな可能性がある国だと思います。その中で恭司には総合格闘技をもっともっと広めてもらって、お互い場所は違うけど、ともに頑張っていきたいです。みなさん、これからも応援をよろしくお願いします」