亀梨和也、蜷川とタッグで「何もかも初めての舞台」
蜷川幸雄演出の音楽劇『靑い種子は太陽のなかにある』の製作発表が4日、渋谷・Bunkamura オーチャードホールで行われ、亀梨和也、高畑充希、六平直政、演出の蜷川氏らが出席した。亀梨は本作で蜷川の作品に初挑戦、さらにジャニーズ事務所製作以外の舞台への初めての出演となる。
亀梨は、今回のタッグのきっかけを、10代のころ、同じビルで舞台を上演中だった蜷川のところへ、「You、来ちゃいなよ」とジャニー喜多川氏に連れられ挨拶に行ったことと明かし、約10年の時を経て、「動き出した感じ」だと話した。
高畑もまた本作が初めての蜷川演出。「亀梨さんも初めてだということで、励まし合い、助け合いながら頑張りたい」と意気込んだ。
本公演は、生誕80年となる寺山修司の作品を、80歳の蜷川氏が演出するという試み。60年代を舞台にした音楽劇で、歌や踊りもある。蜷川氏はこの舞台でオーチャードホールに進出するが、「嫌な劇場ですね、縦に長い。こういう作品を届けることは困難だと思う」と苦悩を明かしたうえで、「亀梨くんや高畑さん、若い人たちに頑張ってもらおうと思う。六平が頑張るとうるさいので」と、蜷川らしいプレッシャーをかけていた。
8月10〜30日まで同所で。