女子W杯 なでしこは3連勝で1次リーグ突破

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会が6日(日本時間7日)開幕。1次リーグC組の日本のなでしこジャパンは8日(同9日)、スイス相手に初戦を戦い、前半29分に宮間のPKであげた1点を守り切り、白星スタートを果たした。またこの試合で澤穂希はW杯6大会連続出場の偉業を達成。国際Aマッチ通算200試合目の出場も合わせて果たした。

 12日(同13日)にはカメルーンを2−1で破り、早々に1次リーグ突破を決めた。前半6分、川澄の右クロスに左サイドを駆け上がった鮫島が詰め、先制ゴール。17分には菅沢が決め2−0と突き放したが、後半はカメルーンの反撃を許し、苦しい展開。終了間際に1点を失ったが勝利を収めた。

 1位通過がかかった16日(同17日)のエクアドル戦では今大会得点のなかったエース大儀見が前半5分に先制ゴール。ここまで出番のなかった控え組中心のメンバーということもあり、その後得点を重ねることはできなかったが、1−0で勝利を収めた。

 1次リーグでは優勝候補の一角、フランスが格下コロンビアに敗れるという番狂わせが起きるなど混戦模様。
 日本はフランスがF組の3位となった場合は、23日(同24日)に行われる決勝トーナメント1回戦でぶつかる可能性があったが、フランスが1位通過となりそのシナリオは回避。A組3位のオランダと対戦する。

 ここを勝ち上がると27日(同25日)の準々決勝はブラジルとの対戦が濃厚だ。