【今日も食べ過ぎグルメ探偵】肉屋 カーニバル(下北沢)

 おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

「カーニバル カーニバル 10種」(2000円)

 今回のタレコミは「どエラい肉専門店ができた」というもの。どのくらいどエラいのか、この目で、いや口で確かめねばと調査を開始した。

 まず最初に目に飛び込んできたのはスカルデザインのオサレなシャンデリア。その他、古いトランクや海洋地図など、“大航海時代の旅する肉屋”というコンセプト通りのインテリアだ。席に着くなり「カーニバル カーニバル」という肉の盛り合わせを注文。これはオール肉の前菜の盛り合わせのようなもので、パテ・ド・カンパーニュ、肉シュークリーム、鹿のテリーヌなどのメニューの中から、3種、5種、10種盛りが注文できるという素敵なメニュー。もちろん探偵は10種をチョイス。それに合うクラフトビールをお店の人に選んでもらい、この日のゴングが鳴った。ジャジャーンと出てきたそれは、まさにカーニバル! 手作りコンビーフはしっとりしていて、肉感満載だし、同じく手作りジャーキーも噛んだ瞬間に感じる肉の匂いと硬すぎず、柔らかすぎずの絶妙な歯ごたえがグー。そしてフワのリエットは、口の中に入れたら、フワっと溶けるのだが、舌に残る肉の風味が次の一口を急かすのだ。さらに豚のリエットは、ビールによし、ワインによし、この店おススメの世界のお酒を使ったハイボールによしとオールマイティーなうまさ。もう、目から鼻から口から肉が探偵を翻弄する。一人肉フェスを楽しむ探偵の目に次に飛び込んできたのは、インパクトのあるビジュアルの「黒ハチノスのソテー マディラソースで」。ちょっと甘めのマディラソースにスパイスの効いた肉が合い、めちゃくちゃ旨い。そしてめちゃくちゃ柔らかい。時間が経っても柔らかい。ホルモンをこんな味付けて食べるのは初めてだが、探偵感激の旨さ。

1. 「牛ハラミのソテー チミチュリソースで」(1300円) 2.「黒ハチノスのソテー マディラソースで」(880円)3.「カーニバル名物 肉アイス」(400円)

 そしてお次は「牛ハラミのソテー チミチュリソースで」。甘酸っぱい中南米のチミチュリソースが中をしっとりと焼き上げたハラミをさわやかにしてくれる。もう満腹のはずなのに、なぜかペロリと食べられるのはこのソースの仕業か。おそるべし南米…。最後は珍しい肉アイスでフィニッシュ。ん〜。大満足。加工肉マニアというシェフとフレンドリーな店長の話も楽しい。いつもと違った肉料理を食べたい時にオススメの店に認定!

肉屋 カーニバル
【住所】世田谷区北沢2-14-5 イスズビル2F
【TEL】03-3414-3133
【営業時間】17〜24時、(土日祝は12〜15時も)
【定休日】無