サッカーW杯2次予選メンバー発表 GK川島が外れる

 日本サッカー協会は27日、都内のJFAハウスで会見を開き「2018FIFA ワールドカップロシア アジア2次予選」日本代表vsカンボジア代表(9月3日、埼玉スタジアム2002)とアフガニスタン代表vs日本代表(9月8日、アザディスタジアム)の代表メンバーを発表した。
 会見には霜田正浩技術委員長とヴァイッド・ハリルホジッチ監督が出席。いつも通りスクリーンを使いながら、ハリルホジッチ監督が一人ひとり名前を読み上げ、選出理由を説明する形で行われた。
 ポジション別にGKから発表されたのだが、ここ数年、招集可能な限りはほぼ一番最初に読み上げられた川島永嗣の名はそこにはなかった。
 監督は「残念ながらなだ所属クラブを探すことができていない。ここ4~5年、代表の先発メンバーでありながら海外でクラブを見つけられないのは驚きだ。できるだけ早くクラブを探してほしい」と語った。
 今回選出された西川周作、東口順昭、六反勇治については「国内でしっかりしたパフォーマンスを見せている。チャンスをつかんでほしい」と話した。
 DFでは課題となっているサイドバックで「国内で彼らに代わる選手は見つけられていない」として酒井宏樹、酒井高徳らが選出された。しかし「やはりクラブで先発メンバーに入ってほしい。よりいいパフォーマンスをする選手が見つかればポジションを失ってしまうことになる」と厳しい状況は変わらない。
 また米倉恒貴が東アジアカップに引き続き選出。監督は「いい試合をすればA代表に選出されるという私からのメッセージ。これからも視察は続けるし、いいプレーをすれば代表に呼ぶ」と話した。
 またJリーグで得点ランキングで2位につける大久保嘉人については「かなり得点を取ってはいるが、かなり年齢が高い。目標はW杯なので、東アジア杯でも20歳の選手をつれていった」と語った。

〈GK〉
東口順昭(G大阪)
西川周作(浦和)
六反勇治(仙台)
〈DF〉
吉田麻也(サウサンプトン)
丹羽大輝(G大阪)
槙野智章(浦和)
森重真人(東京)
酒井宏樹(ハノーバー)
酒井高徳(ハンブルガーSV)
長友佑都(インテルミラノ)
米倉恒貴(G大阪)
〈MF〉
長谷部誠(フランクフルト)
山口蛍(C大阪)
遠藤航(湘南)
柴崎岳(鹿島)
原口元気(ヘルタ)
香川真司(ドルトムント)
〈FW〉
本田圭佑(ACミラン)
永井謙佑(名古屋)
宇佐美貴史(G大阪)
武藤嘉紀(マインツ
岡崎慎司(レスター)
興梠慎三(浦和)