〈不定期プロレス女子企画〉夏のおわりにKAZMA SAKAMOTO がF**kin’ Coolな件
めっきり秋の涼しさ漂う8月30日。後楽園ホールで『WRESTLE-1 TOUR 2015 FLASHING SUMMER』のアツイ激闘の数々に、またもや魅せられてまいりました。
まず場内を見渡して感無量です。お子さんの夏休み最後の日曜日をプロレス観戦で締めくくるファミリーがこんなにたくさんいらっしゃるとは! グレート・ムタに威嚇されてたあの少年、うらやましいなあ。(※なおこの少年はMEN’S テイオー×カズ・ハヤシのKISSシーンも間近で目撃しており、一晩でオトナの階段をジャンプアップしたことと思われます。)
こうして友人の息子を格闘技観戦に連れまわす日々を心待ちにする三十路の夏、ひとりの夏。
さて本日はチャンピオンシップをめぐる「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2015」準決勝・決勝ということで、結果はご存じ征矢学選手が優勝! いよいよベルトまであと一歩ですが、早々にトーナメント離脱していた現チャンピオンのKAI選手(参加してたこと自体が謎なんですが……)には、本日の会場のブーイングは一段と増幅。まあKAI選手がこれを「愛」だとか「おいしい」とか思って、図太く憚っていれば、ある瞬間に物凄いスーパースターになるのかもしれない? などと、無責任な妄想だけ抱いています。とりあえずがんばれ!
そんなこんなで思わず息を呑んでラリアットの応酬に見とれてしまった決勝はもちろんのこと、準決勝は、征矢選手と決勝で一進一退の攻防を繰り広げることとなる近藤修司vs悪童キャラがキュートなKAZMA SAKAMOTO(=刈り上げ対決)と、人気実績ともにスター街道まっしぐら中の黒潮“イケメン”二郎vs征矢学(=モジャモジャ対決)という大変充実した2試合でございました。
なにより、【DESPERADO】の1人としてしかなかなか拝見できていなかったKAZMA選手が、優勝旗まであと2歩というシングルマッチに臨む姿を拝見できるとはッ! 今後ますますW-1戦線を引っ掻き回してくださるかと思うと楽しみで仕方がありません。悪徳行為も含めて、とっても魅力的なので。ルックスも完璧で、コスチューム、マスク、アイテム、そしてあの2ブロックの可能性を追求しきったヘアスタイル、さらには眩しい日の野球捕手のごときアイブラック・メイクまで超似合ってて、結論=カッコいい! 近藤選手に声援をおくった女性ファンの方が「Shut up! b**ch!」と中指を突き立てられていたのも、はばかりながら羨ましいです。そして相棒の土肥孝司選手との接触距離の近さ(ざっくりいうとイチャイチャ)も気になって仕方がない(かく言う土肥選手も、極悪な反則行為を許したくなる悪戯っこ風ファニー・フェイス)。DESPERADOの人間関係ごたついているようですし、色んな面で目が離せません。
いっぽう、イケメン選手の素敵さや人気の絶頂ぶりはもはや書き尽くせず、試合も勿論堪能したのですが、まず入場してくる征矢選手を待ち受けるポスト上でのくったくのない笑顔を見て、客席で勝手に試合前からKOされてしまいました。1試合1試合を楽しんでおられるのかなと想像して、キュン。また本日は征矢選手との対比で、あれだけの毛量のイケメンヘアが、「汗でビチョビチョになったりはしない」という点に改めて気づいて驚愕…。そういえばジャケットも着っぱなしなのにまったく濡れていない。そうです、イケメンという生物は汗をかかないのです。きっとトイレにも行かないに違いない。
最後に2点。まず、「今後の活動の重大報告」と一瞬ドヨつくナレーションで登場し「音楽とプロレスの融合を断念する」と宣言をなさった大和ヒロシ選手。要は歌とプロレスは分けて活動するとのこと。……ん!? てことは、もう歌って入場してくれないのかぁ……。寂しすぎます、心にぽっかりと穴があきそうです。でも柏を皮切りにストリートミュージシャンとして活動されるそうですので……観に行きますとも、はい。活動の両立のご成功をお祈りしております。
そして、着々と活動幅を広げるマスコット「武藤ベアー」が、「ゆるキャラグランプリ2015」にエントリーとの発表。敵はマスコット業界の歴戦の猛者ばかりでしょう、頑張ってぽちぽち投票せねば! とりあえずぜひTOKYO MXで放映中のTV番組「ゆるキャラに負けない!」に出演してほしいなあ……。「ゆるびと」(※マスコットの付添人のこと)は本日リングIN&OUT時に完璧なアシストをしていた芦野祥太郎選手でキマリ★ですね!
なお注目のチャンピオン戦は9月21日(月・祝)シルバーウィーク真っ最中の開催です!この日は天龍源一郎さんの出場も決定!昭和のプロレス、魅せていただきますッ。
(柄本まなみ)