『しんがり』の江口洋介「熱量高い!」
WOWOWの連続ドラマW『しんがり~山一證券 最後の聖戦~』(WOWOWプライム、日曜22時、9月20日スタート)の完成披露試写会が14日、都内で行われ、江口洋介ほか、萩原聖人、勝村政信、矢島健一の主要キャストが舞台あいさつに立った。主演の江口は「熱量の高いドラマ。男たちの熱い根性のヒューマンドラマ。いい作品になっていると思う」と胸を張った。
自主廃業を決定発表した山一證券で、多くの社員が新天地を求めて会社を去っていくなかで、最後まで会社に踏みとどまって真相究明と顧客への清算業務を続けた、“しんがり”を務めた社員たちの姿を描く。ジャーナリストで元読売新聞記者の清武英利によるノンフィクション『しんがり 山一證券 最後の12人』が原作だ。
江口を始め、キャストはみな、金融用語が並ぶ現場で苦労もあったよう。江口は「原作が重厚ですし、台本も猛烈な量なんです」。さらに、「説明するセリフが多くて、活劇としてどう伝えたらいいのかと…夏は眠れなかった」と、苦笑い。
試写会に至って、その緊張も解けたのか、会見は和やかなムード。冒頭のあいさつでつまづいた萩原の「カッコいいことを言おうと思ったのに…」のコメントに続き、勝村が「オッサンばっかりで本当に申し訳ない」と頭を下げると会場の空気が和んだ。
決して軽いとは言えない内容なうえ、演出を担当した若松節朗監督も「用語が難しい」と、「難しい」が頻出したあいさつだったが、矢島は「心配しないで大丈夫。先に見せていただきましたが、分かりやすくて楽しめました!」と、笑顔を振りまいた。
9月20日スタート。初回は無料放送。