東京とロンドンが友好都市に環境など6分野で交流・協力

 舛添要一東京都知事と英ロンドン市のボリス・ジョンソン市長は14日、都庁で友好都市提携の共同宣言に署名、東京都とロンドン市との友好都市関係が樹立した。環境や、2020年東京五輪をはじめとする大規模なスポーツイベントなど両都市に共通する6つの分野で交流や協力を行うことで合意した。

 合意した分野は、土地づくり、環境、文化交流、交通、観光、大規模なスポーツイベントの開催の6分野。今後は、東京都政策企画局外務部とロンドン市国際部を責任部署とし、交流・協力の推進を図っていくという。

 都は、ロンドン市から、ロンドンオリンピック・パラリンピックを成功させた経験とその後のレガシーを学び、2020年の東京五輪に生かしていく。また19年に行われるラグビーのワールドカップについてもノウハウを共有していくという。

 東京都が友好都市提携を結んだのは1996年のローマ以来19年ぶり。ロンドンは、ニューヨークや北京に続き、12都市目となる。 

 署名後、舛添知事とジョンソン市長は明治神宮に参拝。その後、桃林荘で歓迎茶会を開いた。さらに渋谷区内で行われている「シェアサイクル」の取り組みも視察した。