大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第58回 恋をした。
今回はラジオでは言えない話。なにかというと……、僕はいま、恋をしているんです。AV女優の湊莉久さんに。……好きなんだよなあ。ビデオを4〜5本選ぶなかでカンパニー松尾さんの作品を選んだのが出会いだったけど、こんなに好きになってしまうなんてね。
彼女の魅力は、どの作品を見ても全力なところ。その全力もね、自分をよりよく見せようとか、すごいことをやってやろうとか、そういう感じじゃないんだよ。相手の男優さん、作品を見ている僕らのことまでも好きなんだよっていうので、それが画面のこちら側にいる自分にも伝わってくるんです。もっと幸せに、もっと気持ちよくなっていいんだよって。包容力だね。これ、サム・クックの『It’s All Right』ですよ。……男はいいなあって思うに決まってる。いじらしいじゃないですか。
振り返ってみると、最初に好きになったAV女優さんが樹まり子さん。樹さんは僕の女性観を養ってくれた人ともいえます。たくさんの作品を出してますけど、作品ごとにさまざまな負荷をかけられ、それを乗り越えていくんです。負荷なんていうと、今のアイドルが育っていく環境にも通じるところがあるけど、まさにそれなのよ。裸っていうところで考えると、ボクサーやレスラーにも通じますね。負荷を与えられながらもそれを乗り越えて、挑み戦い続けていく。自分で未来を切り開いていく。ファイターですよ。その姿も含めて、すべてを包み込んでくれるように見えるんですよねえ。母性っていうのかなあ、なんだか菩薩のような存在ですよ。
湊莉久さんにもそういうのを感じて、彼女に恋しているんだと思います。この恋がどうなるか、……たぶん、彼女がずっと幸せでいてほしいって願うだけでしょうね。ずっと画面を通じて僕らに「好き」って伝えてほしい。この間ね、自分のツイッターを開いたら、TLに湊莉久さんの「SEXが好きです。」っていうツイートがあったんです。それ見たときにね、ああ良かった、これだけで十分だ。ずっと幸せでいてくれって心から思いました。やっぱり僕、彼女に恋しています。