みんなで楽しむ「日本酒」年末年始、もっとニッポンの酒を楽しもう
忘年会に新年会と、ニッポンの年末年始に欠かせない「日本酒」。 普段はあまり日本酒は飲まない…なんてもったいない! いま、プロが厳選した上質な酒を気軽に飲める、新たな日本酒カルチャーが台頭中。もっと日本酒が楽しくなる最新情報をお届け!
日本酒イベントが大盛況
和食ブームの高まりとともに、再注目されている日本酒。そんな日本酒関連のイベントが都内各所で開催されている。この2カ月間でも、「第35回 全国きき酒選手権大会」(10月30日)、日本酒利き酒イベント「JOY OF SAKE TOKYO」(11月5日)、「秋田SAKEカフェfor女子会」(6日)、「第三回大江戸日本酒祭り」(11月7日)、「黄葉見SAKE2015」(11月24日)、「2016ミス日本酒(Miss SAKE)東京大会」(12月1日)など。もちろん、もっと小さな地域ごと、お店ごと、関連団体ごとのイベントを入れれば、その数はこれらの大きなイベントの何倍もの数開催されている。上記のイベントの中でも「JOY OF SAKE」は、海外で最大の利き酒イベント。毎年日米の複数の都市で開催され、多くの来場者が日本酒のおいしさに酔いしれている。今年はホノルル、ラスベガス、そして11月5日に東京・五反田で開催された同イベントも大盛況だった。会場には2015年度全米日本酒歓表会に出品された167の蔵元の391銘柄の日本酒がずらり。特別メニューを提供する人気レストランのブースには長蛇の列ができ、来場者は日本酒とのマリアージュを楽しんだ。また、年々応募者が増えている「ミス日本酒(Miss SAKE)」は、2013年に活動をスタート。昨年から地方大会が行われ、今年はさらに地方・地区大会の規模が拡大、認知度がアップしている。12月1日に開催された「2016ミス日本酒(Miss SAKE)東京大会」は、東京代表を決定するとともに、すでに地方大会で選ばれた各道府県のファイナリスト15名も集合。東京代表とともに、来年3月のグランプリを目指す顔ぶれが一堂に会するとあって、日本酒ファンが多く詰めかけた。同イベントを運営する一般社団法人ミス日本酒の理事で日本酒学講師の大西美香さんは「彼女たちはミスではありますが、我々はアンバサダーであることに重きをおいています。ですから背の高さの基準もありませんし、年齢も20〜29歳と幅広く設けています。日本酒を通して、日本の文化全般を海外の方に紹介する。そういう役割を担っていただくことを期待しています」と話す。また、今後は「ミス日本酒USA」を開催するなど、日本酒ブームは今や世界に広がっているようだ。「醸造技術も上がって、おいしいものが増えたこともブームの一因」(大西さん)という日本酒。お気に入りの1本を見つけて、日本酒と日本文化を改めて味わってみよう。