12・31 RIZIN ヒョードル復帰戦で完勝 ヘビー級トーナメントはモーが制す
格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の「IZAの舞」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。
今大会で約3年半ぶりの現役復帰を果たしたエメリヤーエンコ・ヒョードルはシング・心・ジャディブと対戦し、1R3分3秒、レフェリーストップによるTKO勝ちで復帰を飾った。
ヒョードルがセンターを取り、シングはその周りを回って攻撃のタイミングを図る。シングが左ジャブを飛ばすがヒョードルは組み付き押し込むが、シングはヒザ蹴りで防御。離れたヒョードルだが、今度は左右のフックの連打から組み付き、バックを取るや足をかけてテイクダウン。バックから鉄槌を落とす。ヒョードルは一瞬スリーパーを狙うも、シングが仰向けになるやパウンドに。サイドからマウントに移行し、パウンドを落とし続けると、動きが止まったシングを見てレフェリーが試合を止めた。
今大会の目玉となった「100kgトーナメント」。この日は準決勝と決勝が行われた。まず準決勝第1試合ではキング・モーがテオドラス・オークストリスを完封。2R5-0の判定で勝利を収めた。第2試合はイリー・プロハースカとワジム・ネムコフが対戦。1R終了時点でネムコフがダメージと消耗で試合続行不可能となる激戦を繰り広げ、プロハースカが決勝進出を決める。
メーンで行われた決勝はモーvsプロハースカ。プロハースカはモーのタックルを警戒し前蹴りで牽制。しかしモーはローキックに合わせタックルを決めるとパウンド、鉄槌と攻め立てる。この攻防でプロハースカは左眉上部から出血。蹴り上げて脱出したプロハースカがモーを追ったところに、狙いすましたカウンターの右フックが一閃。ばったりと前のめりに倒れるプロハースカ。モーが追撃のパウンドを落とすまでもない完全KOで勝利を収めた。