春高バレー女子 下北沢成徳が3大会ぶり3度目の優勝[年明けから熱かった高校スポーツ]
男子バレーは東福岡が2連覇
1月は季節の恒例行事としてしっかり定着している「春の高校バレー」「全国高校サッカー」「全国高校ラグビー」が開催される。
今年も各大会とも寒さを吹き飛ばす熱戦が繰り広げられた。
春高バレーは10日に決勝が行われ、女子は下北沢成徳vs八王子実践の東京同士の決勝となり、25−21、25−11、25−18の3−0で下北沢成徳がストレート勝ちし、3大会ぶり3度目の優勝。最優秀選手には下北沢成徳の黒後愛が選ばれた。
過去2度の優勝を誇る下北沢成徳だったが、今季は全国高校総体、国体は出場すらできず、今大会はノーシード。6試合を勝ち抜いての日本一だった。
男子は東福岡(福岡)vs鎮西(熊本)の九州対決。25−18、25−21、25−19の3−0で東福岡が勝利を収め、2大会連続2度目の優勝。最優秀選手には東福岡の金子聖輝が選ばれた。
決勝では鍛え上げてきた守備力で鎮西の強打に食らいつきミスを誘うと、金子らの反撃につなげた。
サッカー 東福岡がトリックFK
全国高校サッカーの決勝は11日、埼玉スタジアムで開催され、東福岡(福岡)が國學院久我山(東京)を5−0で破り17大会ぶり3度目の優勝を果たした。東福岡は昨夏の全国高校総体に続き、2冠を達成した。
東福岡は前半36分の三宅の先制ゴールで前半を1−0で折り返す。後半2分には観戦していた者たちみんなが驚いた“トリックFK”を決め2−0とすると、前がかりとなった国学院久我山の手薄になった守備陣のすきを突き、後半だけで4得点を挙げた。
トリックFKはセットしたボールをGKから隠すように3人が肩を組んで立ち、後ろに下がり急に同時にしゃがむ。一瞬ゴールへの道筋が見えたところで、間髪入れずキッカーの中村主将がシュートを放つというもの。海外からも称賛の声があがるほど、ユニークなものだった。
ラグビー 東海大仰星が3冠達成
全国高校ラグビーの決勝は11日、大阪の花園ラグビー場で行われ、東海大仰星(大阪第1)が桐蔭学園(神奈川)に37−31で勝利を収め、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。東海大仰星は春の選抜と7人制大会に続いての3冠を成し遂げた。
前半29分にフランカーの真野主将が2人、3人と挑みかかる相手を引きずりながら同点トライ。ゴールで勝ち越すと、後半3分には伝統の展開ラグビーで4人がつないで右に振り、WTBの中が正面にトライを決めた。合計5トライを挙げ、突き放した。