3・4「K-1」代々木大会にRISE王者・上原が電撃参戦

 2015年は新生K-1にとって大きな意味を持った1年だった。4回開催された代々木第二体育館大会はいずれも超満員。9月には格闘技の聖地である後楽園ホールにも進出した。武尊をはじめとしたK-1ファイターのメディアへの出演も相次ぎ、一般層への認知も高まり、10月にはテレビ東京で待望の地上波レギュラー番組がスタートと今年は大ブレイクが予想される。

 それもこれも出し惜しみしないカード編成にあるのは間違いない。そんなK-1の2016年最初の大会となる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg日本代表決定トーナメント〜」(東京・代々木競技場第二体育館)が3月4日に開催される。ここでも話題豊富なカードをラインアップ。

 まずは−65kgの日本一を決めるワンデイトーナメント。10日に組み合わせが発表され、各選手も臨戦態勢が整ってきた。
 組み合わせは①野杁正明vs木村“フィリップ”ミノル、②寺崎直樹vs HIROYA、③左右田泰臣vs山崎秀晃、④久保優太vs NOMAN。①と②の勝者、③と④の勝者で準決勝を行う。

 ファンの支持の高い野杁vs木村、HIROYAにとってはリベンジとなる寺崎戦など、それぞれ見どころの多い組み合わせとなっている。

 スーパーファイトには卜部弘嵩、ゲーオ・ウィラサクレックという2人の王者の出場が発表されていたのだが、19日に行われた会見で新たに、第2代RISEヘビー級、初代RISEライトヘビー級王者の上原誠(写真右)と元J-NETWORKスーパーウェルター級、元J- NETWORKミドル級王者でRISE、ビッグバンで活躍してきた廣野祐の参戦が発表された。

 上原は現在、日本のヘビー級で最強といってもおかしくない選手。RISEの中心選手とあって電撃参戦のインパクトは大きい。廣野は−70kgスーパーファイトで小鉄と対戦。「(−70kg王者の)グレゴリアンを倒せる数少ない可能性のある日本人が僕だと思う」と世界王者にターゲットを定めた。

 今後も2人のようなサプライズ参戦が実現するのか…。今年もK-1から目が離せない。