アマチュアの新体制と「K-1カレッジ」開催を発表

前田憲作K-1プロデューサーと卯月昇K-1アマチュア実行委員長(左から)

 K-1実行委員会は2日、会見を開き「K-1 アマチュア」の新体制を発表した。
新生K-1はプロの大会ばかりではなく、アマチュアの育成、生涯スポーツとしてのK-1の確立を目指し、ジムの拡充を図ってきた。

 最近では小学生や中学生に加え、年齢を重ねた人の入門者も増加中だ。
 これまでK-1のアマチュア大会は「K-1チャレンジ」の名称で行ってきたのだが、今後は「K-1 アマチュア」に名称を変更し、キッズ(小学生)、ジュニア(中学生)、一般(K-1チャレンジ)、マスターズ(35歳以上)の4つのカテゴリーで運営されることとなり、大会実行委員長に卯月昇氏が就任することとなった。

 卯月氏はテコンドー全日本マイクロ級チャンピオンで第2代トリビュレートMMAフライ級チャンピオン。これまでテコンドーやアマチュアの大会を開催した経験も持つ46歳。
 会見では「アマチュア大会はK-1を選手、関係者、ファンのみなさんにとって夢のある舞台にするために重要な役割を持つ大会。K-1も野球といった他のスポーツのように裾野を広げて、K-1アマチュアからどんどんプロになる選手を生み出していきたい」と挨拶した。

 そして卯月氏から2月14日の大会から「K-1アマチュア」という名称で大会が行われること。そして新たにK-1甲子園の大学生版ともいえる「K-1カレッジ」を新設することが発表された。K-1カレッジは7月31日に予選トーナメント(準決勝まで)を開催、決勝は9月19日のK-1代々木大会で行われる。出場資格は2016年7月31日時点での大学在籍者で、プロキャリアは10戦まで。−55kg、−60kg、−65kgの3階級で開催される。

 また8月20日に東京以外では初となる名古屋でのアマチュア大会の開催と、2月14日大会から各カテゴリーごとに前田憲作K-1プロデューサーがMVPを選出、表彰することも合わせて発表された。
 今年はK-1甲子園を含め、アマチュアの大会が9大会開かれる。