3・20「Krush.64」‐55kg王座に挑む寺戸伸近、挑戦者らしく全開で倒しに行く!「今回タイトルマッチが決まって、俺がベルトを巻かなきゃいけないんだなって思っています」
3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で第4代王者・堀尾竜司と対戦する挑戦者・寺戸伸近のインタビューが届いた。
—試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「試合まであと4週間切ったくらいで、今どんどんトレーニングの追い込みに入って、しっかり追い込めています。11か月ぶりの試合なんで、追い込みながら『試合なんだな』という感覚を思い出しています」
——昨年4月のK-1代々木大会以来、約1年ぶりの試合になりました。試合を休んでいる期間はどのように過ごされていたのですか?
「自分の中でスタイルチェンジとまではいかないけど、自分の視野を広げて色んなところから格闘技を見つめるようになりました。それでまたしっかり気持ちを入れて(試合に)臨めるようになったなと思います」
——ファイトスタイルや格闘技へのスタンスなど、色んな面で変わったということですか?
「見ている人は『寺戸が変わった』と思うこともあるかもしれませんが、それは自分にとってプラスのことだと思います」
——挑戦者という立場で試合をすることは久しぶりになると思います。
「今まで守っている側だったんで、挑戦者はこういう気持ちで臨むんだって気持ちもあるし、挑戦者らしく全開で倒しに行こう、勝ちに行こうというそれしかないですね」
——王者・堀尾選手にはどんな印象を持っていますか?
「最初の頃は特に意識はしていなかったけど、強い選手ばかりだった第4代王座決定トーナメントをKOで制覇したんで、すごいなと思いました。初防衛戦でも馬力がある外国人選手が相手でも、逆転という形でしっかりクリアして、すごく強い選手だと思いますね」
——堀尾選手はスタミナや手数が武器ですが、そこにどう対抗しようと思っていますか?
「自分のスタイルは何に自信があるかと言われたら、ずば抜けて強いものがないところなんで、全てにおいて上回れば俺が勝つ。それだけですね」
——Krushのタイトルに挑むことについてはどんな想いがありますか?
「Krushが始まった時からずっと参戦していて、何度かタイトルマッチをやらせてもらったけど、つまづいてしまって縁がなかった。今回タイトルマッチをやることは頭になかったけど、実際にこうなって、これは俺がベルトを巻かなきゃいけないんだなって思っています」
——挑戦者に選ばれたことに意味を感じていますか?
「意味を感じるというか…自分が挑戦者に選ばれたのはKrushのタイトルマッチに相応しい人間だから、ということじゃないですかね」
——自分がKrushのチャンピオンになるべきという気持ちはありますか?
「そうですね。今は堀尾選手がチャンピオンだけど彼よりも俺の方がKrushのチャンピオンに相応しいと思いますね」
——今回のタイトルマッチを含めて、今後の展望を聞かせてもらえますか?
「自分も歳を重ねているんで、一戦一戦が大事な試合になります。このタイトルマッチをしっかりクリアして次、その次と、そういう所に踏み出すためには勝たなければいけないと思います」
——盟友の山本優弥選手や同世代&同時期に活躍した選手がリングを去っている中で、タイトルに挑む心境はいかがでしょうか?
「自分は格闘技を始めたのが遅かったのでのびしろもあると思うし、この年齢・ベテランでも出来るんだという姿をしっかり見せて、引退した人たちにも刺激を与えたいですね」
——最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「挑戦者としてしっかりチャレンジして新しいチャンピオンに輝きたい。堀尾選手も強い選手だと思うんで、僕と彼が生み出すドラマがどんなものか期待してもらえたらうれしいです」