格闘家イケメンファイル Vol.53 よこすかMMAパレード 龍太郎(りゅうたろう)
さわやかなルックスに満面の笑顔、そしてよどみなく明るくハキハキと話す龍太郎はモデル・俳優として、渡邉龍太郎の名前で活躍中のタレントでもある。アイフルのCMで、ダイエット後のバナナマン・日村を演じているといったら思い出す人もいるのでは? そんな彼が格闘技を始めたのは…。
「小さいころからずっと野球しかやっていなくて、甲子園に出場して、絶対プロ野球選手になると思っていました。シニアリーグでは、全国大会ほか、いろいろな大会で優勝するようなチームで、本当に強かった。しかし、怪我をして野球を辞めたタイミングでご縁があり、モデルとして事務所に入ったんです。と同時に、父親の影響で格闘技好きだったので、ちょうど芸能界に入ったタイミングで格闘技も始めました。僕が入ったジムは当時できたばかりで、自分は2人目の会員なので、今ではすっかり重鎮です(笑)。だから、僕の芸歴と格闘技歴とジム歴はほぼ一緒。父親がよくテレビでK-1やPRIDEを見ていて、それを一緒に見ているうちに好きになったんですが、特に青木真也さんや所英男さんがめちゃ好きで。寝技が得意なんですけど、なんかゴロゴロ、ゴロゴロ絡まっていて、あれどうなっているんだろうって(笑)。単純に見てて面白かったので、自分でもやってみたいと思いジムに入りました」
どんな話も楽しそうに話す龍太郎。
「僕ね、全然緊張しないんです。仕事の時も試合の時も。だからジムの代表にも昔はちょっとぐらい緊張しろって言われていたんですけど、今は言われなくなった(笑)。むしろ、そのキャラで突き進めみたいな。楽しいと上に上にどんどん登っていく(笑)。試合でも舞台でもお客さんの顔はよく見えているし、声もめっちゃ聞こえています。小さいころから、緊張したことがない。目立ちたがり屋だったし、注目されるのがうれしかった。というか、注目されたいとしか考えてなかったような気がします。幼稚園の頃から。一度もてようと思って飲み会でクールを気取ってみたいんですけど、自分が気持ち悪くなって続かなかった(笑)」
タレントと格闘技の両立は?
「格闘技は趣味の延長線上でリングに上がってしまったというのがあるので、格闘家って名乗ったり、言われたりするのがちょっとムズムズします。自分を表現するとしたら…何だろうな…ZSTのコンセプトでもある“バトルエンターテインメント”から“バトルエンターテイナー”にしようかな(笑)。でも、中途半端にやっているわけじゃないですよ。顔を守らなきゃいけない仕事ですが、ガンガンいきますもん(笑)。正直、格闘技って事務所的にはNGなところもあるんですけど、試合の前後は何日か事務所から休みをもらっているので、怪我をしたらその間に治す!といっても、試合ではほとんど怪我をしたことないんですよ、僕。ラッキーなんだと思いますが、あんまりひどいとそうは言ってられなくなると思うので、そこは気を付けつつ…でもガンガンいっちゃうんですよね(笑)。僕の試合は格闘技を知らない人でも印象に残る自信はありますね。試合だけではなく、入場やあおりVTRから楽しんでいただけると思います」
8月7日には、ZST.52に参戦。
「相手はZST初参戦の選手なので、あまり知らないんです。普段からあまり映像も見ないし、研究もしない。1回映像を見たら、ノリで行けるでしょみたいな感じ(笑)。その人に合わせるというより、マイペースにいつもの自分が出せればと思う。今度の試合は打撃が多くて、倒すような試合になるんじゃないかな。ダメージがあるとお酒が飲めなくなっちゃうので、ダメージなく勝って試合を終わらせます。勝ったらめっちゃ気持ちいいし、脚光を浴びて、リングを降りて、面白い試合だったよって言ってくれる人がいて。それでお酒を飲んだら最高なんですよ。だから次回もダメージなく勝って、みんなでお酒を飲んでワイワイしようと思っています。予定ですが(笑)。試合後も一緒に写真を撮ったりとか、全然オッケーなので、気軽に声かけて下さいね」