【第29回東京国際映画祭】コンペや特別作品だけじゃない! TIFFをもっと楽しむ4つのスタイル
“過去”と“未来”を知る
コンペ以外でレアな作品を探すなら、日本未公開となる世界各国の作品に注目するワールド・フォーカス部門や、アジアの優れた作品をさまざまな切り口で紹介するCROSSCUT ASIA部門がオススメ。どちらも一般公開未定の秀作が数多くセレクトされており、この機会に鑑賞しておきたいものばかり。また日本映画クラシックスや、UCLA映画テレビアーカイブ復元映画コレクションでは日ごろなかなか見る機会のないクラシック作品を満喫できる。日本で一般公開されるか分からない新作も、歴史的な名作もこの機会にお見逃しなく!
野外上映でロマンチックに
もっと気軽に、お得に映画を楽しみたいなら26?30日に六本木ヒルズアリーナで行われる野外無料上映をお見逃しなく。Japan Now 岩井俊二特集の一本『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』やワールド・プレミアとなるCGアニメーション『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV 英語版』などのほか、『オデッセイ』『アメイジング・スパイダーマン2』などハリウッドのアクション大作を4本、『スタンド・バイ・ミー』『愛と青春の旅立ち』など80年代の名作5本をセレクション上映。劇場とはまた違う野外上映を楽しもう。
人気監督の代表作を堪能
一人の監督の代表作を一堂に集めた特集上映も映画祭に欠かせない企画。今年は「映画監督 細田守の世界」と題し『バケモノの子』などの劇場長編作から現代美術家・村上隆の映像作品までを上映し、20年に渡る創作の軌跡をたどる。劇場長編作しか見たことのないファンも多いはず。細田監督がどんな仕事を手掛けてきたのか注目しよう。
また「Japan Now 岩井俊二特集」では、国内外で熱烈なファンを持つ岩井監督作品5本を上映。テレビドラマとして放送された『打ち上げ花火?』の他、『スワロウテイル』など過去の傑作、最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』をセレクト。
見逃せない豪華イベント
映画の上映だけでなく多彩で豪華なイベントの数々もTIFFの見どころ。今年で3回目を迎える豪華企画「歌舞伎座スペシャルナイト」では、尾上菊之助による舞踊「鷺娘」の上演のほか、昭和初期の無声映画を古館伊知郎や弁士の口演で楽しめる(10月27日 歌舞伎座)。他にも“ジャパニメーション”の魅力を発信する新プロジェクト「TIFFアニ!!」のスペシャルステージイベントも開催(10月31日 東京国際フォーラム)。話題作の上映のほかトークやアニソンライブもあり。どちらもチケットはお早めに。