【RIZIN】日本の年末はやっぱり格闘技じゃなくっちゃ!! part.2[浅倉カンナインタビュー]等
現役女子高生ファイター 浅倉カンナ
「全然欲しい物がないので、ファイトマネーで新しい道具を買おうかな(笑)」
浅倉カンナは現在、都内の高校に通う現役女子高生でありながら、すでに総合格闘技で6戦5勝1敗のキャリアを持つ。
今回、12月29日にアリーシャ・ガルシアと対戦することが決まった。ちなみに昨年の年末は何をしていた?
「去年はジムの鶴屋先生の息子さんが31日にやった格闘技EXPOに出場されていたので見に行ったんですが、RIZINの本戦は見ずに帰っちゃって…」
なぜ本戦は見なかった?
「見たかったんですけど、なんか…嫌だった。なんというか、出場したいっていう“選手として行きたいな”みたいな気持ちが少しあったんですよね」
2016年は3試合をこなした。この1年間きっちり頑張ってきた結果、今年は出場することとなった。
「これまでも試合が決まったら、その試合に向けてきっちりやっていたんですけど、今年はRIZINに出たいという気持ちを1年間ずっと持ってやっていましたね」
出場が発表されてからの周囲の反応は?
「学校の子からすごく声を掛けられるようになりました。“自分もやっています”という男子とかにも」
“でもあたしのほうが強いんだぞ!”って感じ?
「(笑) “負けないな”とは思いますけど、さすがにそういうことは言わないです」
日に日に注目度が高くなっているのだが、そんなにプレッシャーを感じているようには見えない。
「あんまり感じていません。むしろ楽しみなんです」
対戦相手のガルシアは日本でもおなじみのジョシュ・バーネットの秘蔵っ子。カード発表会見はインターネットで生中継されていたのだが、ガルシアはフェイスブックを通じて浅倉を挑発してきた。
「びっくりしました。ホントは“こわ”って思いましたね(笑)」
クールに受け流していたように見えたが…。
「あ、大丈夫でした? 会見自体は緊張していたので司会の人に呼ばれた時には、びくっとしちゃいました(笑)」
ガルシアは「私は意地悪な女」と気の強さアピールしていたが…。
「そこは“効いてねえよ”って思いましたね。“別にいいよ、意地悪でも”って(笑)」
淡々とした受け答えで、ガルシアからすれば “すかされた”格好だ。
「良かったです。それ狙いでした(笑)」
試合をやる中で怖いと思ったことは?
「レスリングをやっていたときは打撃がなかったので怖いという気持ちはなかったんですけど、総合になってからは怖いという気持ちはいまだにあります。でも試合ではパンチが当たっても “痛っ”てよりも、“やられた、行かなきゃ”という気持ちになるので痛くないから全然怖くない。試合が終わって体がさめてくるとあちこちが痛くなるんです。だから試合後に“パンチもらったけど大丈夫か?”って鶴屋先生に聞かれても、“えっ? 当たったっけ?”みたいな感じです」
ファイトマネーの使い道は考えてる?
「(笑)まっったく考えていないんです。ファイトマネー目的というよりも、格闘技が好きで勝ちたくてやっているので」
なにか買いたいものがあるとかは?
「ぜんっぜん、ホントに欲しいものが全くなくて(笑)」
道具くらい?
「そうですね。全部いいのに買い換えようかな(笑)」
テレビも朝出がけにちらっと見るだけとか。最近のアイドル的なものにも全然興味がない?
「ないですね。学校でドラマの話とかを友達がしていても、全くついていけないです」
今はどういう生活サイクル?
「ふだんは学校が夕方4時くらいに終わって、その後、パラエストラ柏か松戸で練習しています。練習が終わって家に帰るのが12時を過ぎちゃうことも多いので、家にいる時間がほとんどないんです。日曜はオフなんですが、週6でびっしりやっています」
日曜日は何をしている?
「映画を見たりとか友達と遊びに行ったりとか。家でじっとしているのが嫌なんですよ。なんかしたくなっちゃって、どっか出掛けちゃいます」
遊びに行くっていっても、きっと今どきの女子高生っぽい遊びじゃなさそう…。映画とかもラブロマンスとかじゃなくてアクションとか?
「ふふ。意外と恋愛映画とか見たりしますけどね(笑)。そこは女の子らしく(笑)」
29日の試合が終わったら取りあえず何をしたい?
「試合までの想像しかしていないので、試合後のことはまだなにも考えていないんですけど、とりあえず勝って…、お正月があるので多分太ると思います(笑)。勝った時って、いろいろな人がごちそうしてくれるんです。やっぱり太りますよ(小声)」
今後、格闘家としての未来図は?
「今はまだ1つずつ試合をやっていくことを一番に考えていますけど、やっぱり海外の試合にも興味があります。(Invicta FC世界アトム級王者の)浜崎朱加選手を見ていると、ああいう舞台に出てみたいなって思います」