新日本プロレスの真壁刀義が映画『キングコング』爆笑アフレコ!「キングコング役だと思いこんでいた!」
日本列島がバレンタインデーに沸く2月14日、都内のスタジオで映画『キングコング:髑髏島の巨神』の公開アフレコが行われた。本作は、トム・ヒドルストン(『マイティ・ソー』シリーズ)、ブリー・ラーソン(『ルーム』アカデミー主演女優賞受賞)、サミュエル・L・ジャクソンらが出演、2020年には「GODZILLA ゴジラ」との究極の怪獣対決も発表されているアドベンチャー・アクション超大作。そこへ登場したのは、「キングコング」といえばこの男! 新日本プロレスの“暴走キングコング”こと、真壁刀義(44歳/独身)。今回は劇中に登場する米陸軍兵士:レルス役を務める。
近年、『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』や、テレビアニメ『タイガーマスクW』での本人役などアニメに声で出演する機会が増えている真壁だが、洋画の吹き替えといえば、一昨年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』での初挑戦ぶりが記憶に新しい。
経験値が上がっているからなのか、公開アフレコ前に2時間予定されていた本収録は、1時間で済んだという。
「おうよ、俺様をナメんなよ? マッドマックスよりスキルアップしてッからなッ! ヨロシクね」
いつもながらのべらんめえ口調で堂々と登場した真壁だったが、いざアフレコとなるとキングコングの暴走は一気に鳴りを潜める―。
ディレクターから「(仲間役コールに呼びかける際に)コールの“ル”が、いつもの巻き舌になってる! 巻かない!」「仲間内で話す感じはもっと意識して、隣にいる人を向いたり動きを出すように! どこ向いて話してるの?」など手厳しい指導が入る。
そのたび、直立姿勢で「はい!」「気を付けます!」「よろしくお願いします!」と新弟子モードの真壁。途中「あのヒト、おっかねぇんだよ…」とぽつり。なんとか台詞を読み終えると「俺様がやれば完璧!と言いてえけどな。厳しいから、一生懸命やりましたよ」。
無事に終了したかに思えたが、そもそも今回の吹き替え、大きな誤解から始まっていた。
「『キングコング』の吹き替えだっていうもんだから、うれしくてさ!“マジか!? ”と思ったんだよ。でさ、マネジャーに“最近のキングコング、しゃべんの?”って聞いたらよ、“しゃべるんじゃないですかね?”とか言うから信じちゃったんだよ! 俺さ、ホントにキングコングの役が来たと思ったワケ。そしたら、隊員だった……」
「でも、歴史あるムービーに出させてもらうのは、マッドマックスもそうだったし、ありがたい。オレ、映画大好きだから。今回のこのキングコングさんはね、暴れ回りますよ。暴れまくるのが醍醐味。迫力がスゴイ。あとは、キングコングもそうだし、人々の顔つき、感情の顔だよね。訴えてくる目つきとか。そういうのが描かれているから、冗談抜きで、いろんな意味で“理解できる”んだよね。映画好きとしては静かに見たいんだけど、周りの関係者とかと見ていたら“うおー!”とかうるさいのよ、つまみ出してやりたかったね」と映画へのこだわりものぞかせる。
最後は、バレンタイン・サプライズで締めくくられた。今年デビュー20周年を迎え、今月21日に記念興行を控える真壁に、キングコングとチェーンをあしらった巨大なチョコレートケーキが贈られると、とたんに“スイーツ真壁”モードになって饒舌に食レポをスタート。サプライズについては「こんな仕打ち受けたことなかったからサ。仕打ちって、良い意味でな!(笑)」と大喜びでかぶりつきはじめた。
バレンタインの思い出を聞かれると「(誰からももらえずに帰って)“はい義理チョコ”ってポーンとウチのかーちゃんから投げられたでっけぇチョコレート? それがやっぱ思い出深いよね。悔しくて」と、ビターな記憶をよみがえらせる。
逆に理想的なバレンタインの迎え方を聞かれると、「勝利試合のバックステージで、ヘロヘロで椅子に座ったときに、“おつかれさん”って“私の気持ちです”って渡されて……、“ありがとな”っていう。自分の一番カッコいい瞬間がいい」と語ると、シチュエーションに恥ずかしくなったのか「これ聞いてどうすんだよ!?」とおどけてみせた。
3月25日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他、全国ロードショー
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「“暴走キングコング”真壁刀義選手デビュー20周年記念大会 『戦国炎舞-KIZNA- Presents 真壁刀義 20th anniversary』」
【日時】2月21日(火)18時30分 【会場】東京・後楽園ホール