【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第11回:BARBEE BOYSの『離れろよ』は痴女ソングの決定版

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

DJ ダイノジ……大谷ノブ彦と大地洋輔からなるDJユニットで自主イベントやフェス、さらには大型フェスでも人気を集める。同時にお笑いコンビ・ダイノジとしても精力的に活動中。『DJダイノジ深夜の回転体』は、AM1242 ニッポン放送/HappyFM93で毎月1回日曜深夜1時30分から3時まで放送。

大地:やっちゃったね、2月の深回は!

大谷:やっちゃった! 「エピック・ソニーの時代」特集。ずっとやりたかったんだけど、ついにできた。もう冒頭から曲をたくさんかけたわけだけど、やっぱりすごいよ、あの時代は。

大地:うんうん!

大谷:もう、俺たちの世代にはたまらないね。エピック・ソニーが全盛期を迎えようっていう80年代は。この時代ってさ、1986年に男女雇用機会均等法が施行されるんだけど、女性の社会進出っていうのが大きなトピックになっていってね。松任谷由実さん、中島みゆきさん、女性たちがさ、それぞれの視線から女性の自立の歌を歌ってた。

大地:そのなかで、なぜエピックソニーだったかというと…?

大谷:エピック・ソニーはさ、ソニーレーベルの別バージョンとして生まれたレーベルなんだよね。で、世の中はアイドル全盛期。その時にどうしようかってなかで、アイドルのカウンターとしてのロックだったんだよね。そこへバンドブームが来た。

大地:The Street Sliders! カッコいいねえ、今聞いてもしびれる。

大谷:大地さん好きなんだよね。そういえばさ、『ez』(テレビ番組)でThe Street SlidersのHARRYさんとエレファントカシマシの宮本さんが対談したんだけど7分ぐらい無言なの。本当に衝撃だった!

大地:それをそのまま流すってのも(笑)。

大谷:エレファントカシマシもエピック・ソニーなんだよね。個性的な人、多かったな。

大地:トガったアーティストが多かったね。

大谷:デュエットロックもそうだよ、自立した女性を歌ってる、僕は痴女ソングって呼んでるんですけれども、BARBEE BOYS。世界初だと思いますよ。『負けるもんか』なんて痴女に耐えている曲ですからね。

大地:女性がすげえ誘ってくるからね。俺は『なんだったんだ? 7DAYS』が好き。♪外にも出ない毎日?、なんだったんだ? 7DAYS?。社会風刺だったのかな(笑)。

大谷:番組では痴女ソングの決定版『離れろよ』をかけたけど、こんなロック、世界にない! この男は痴女に言い寄られてあと少しで抱きしめちゃいそうなんだけど気を紛らわすためにサックス吹いている……。

大地:カッコいいよね(笑)。こんな曲、書けないよね。世の中の男、何してんの!って感じなのにさ、男はサックス(笑)。

大谷:杏子さんの声があって当て書きしているからできたっていうところもあるんだろうけど、日本語の乗せ方もすごい。エピックには、佐野元春さんも岡村靖幸さんという日本語の載せ方がすごいアーティストもいるんだよね。

大地:楽しいっすね。あれ、俺たちだけなのかな?。

※次回の放送は3月19日。