新社会人約89万人が誕生
2017.3.24〜2017.4.6〈NEWS HEADLINE〉PHOTO OF THE WEEK
東京芸術劇場で行われた入都式の模様(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
新年度に入り東京都は3日、東京芸術劇場(豊島区)で平成29年度の「入都式」を開き、小池百合子知事が新入職員約2000人を「前例を踏襲するだけでは後退でしかない。課題があれば解決できる方法を考え、行動に移す改革マインドを常に持ち続けていただきたい」と激励した。
この日は多くの企業で入社式が開かれ、全国で約89万人の若者が社会人の仲間入りを果たした。
東京都内で入社式を開いた電通の山本敏博社長は、新入社員の過労自殺など一連の労務問題を陳謝したうえで「電通の最大の財産は人材」と述べ、働き方改革に積極的に取り組む姿勢を示した。
福島第1原子力発電所の廃炉や賠償で多額の負担を抱える東京電力ホールディングスは、広瀬直己社長が280人の新入社員を前に「皆さんのチャレンジを世界中が見守っているという気持ちで、福島の責任に取り組んでほしい」と力を込めた。