東京都議選直前企画④ 注目候補に聞く もり愛氏
東京都議会選挙が6月23日、ついに火ぶたを切った。投票を前に注目候補をピックアップするこの企画、今回お送りするのは、3期9年区議を務め今回「都民ファーストの会」から出馬するもり愛氏。
Q:なぜ都民ファーストの会に?
今議会が変わらなければ東京は変わらない。
改革を進める為に都民ファーストの会の公認となりました。旧態然とした古い議会を変え、都民に寄り添う都政へと変えて行きたい。
これまで大田区議として地域の課題に向き合う上で現場の声が届いていないとの想いが、小池知事になり、待機児童対策・保育士処遇改善等スピード感を持って都政が動いているのを実感しています。
Q:自らの基本政策、得意分野。アピールポイント。
・保育・教育への徹底投資で、待機児童解消
・地域医療介護ネットワークの充実
・国際都市東京ものづくり世界一の大田へ!
・大田区から世界で金を目指す!下町ボブスレーを応援!
・再生可能エネルギーの推進
・美しい水辺と緑豊かな東京を築きたい
アピールポイント
区議会議員として3期9年、大田区の地域の課題に向き合って来ました。大田区と東京都の行政の縦割りによる弊害。
制度と制度の狭間で困っている。本当に必要なところに制度が届いていない!という現場の実感・想いを「都民に寄り添う都政へ!」
現場の視点で大田区から東京都を変えて行きたいです!
Q:現在東京が抱える問題点。自分の中で最重要なものを3つあげてください。
《待機児童問題》
特に力を入れているのは、子育て支援。
私も昨年第一子が誕生し、我が子も待機児童。産科不足に区内で産む事ができず、預ける所も病児保育も足りない現状。これでは少子化に歯止めはかからない。
子育ても仕事も諦めない子育て支援の充実は、預ける所を増やすのみならず、中小企業への育休取得支援、在宅勤務・テレワークの推進等、本気の働き方改革に東京都が取り組み、東京の子育て環境を変えて、東京から待機児童と云う言葉を無くしたい。
《住宅施策・空き家の活用》
区議会議員として多くの区民から相談が寄せられる中、待機児童の次に多くの相談が寄せられたのは住宅の課題でした。全国で1番家賃が高く持ち家率の低い東京。高齢になって「アパートの更新を断られた」「年金だけでは家賃を払うのが大変」との声にも東京都では財源を理由に都営住宅を増やす方針は無い。
一方で、住む場所さえあれば生活保護にならずに済むお年寄りも多い。区内6万戸の空き家を活用して、高齢者の方のグループホーム。障がい者の親亡き後の居場所作り。
高齢者も子どもも、障害のある方も、”誰もが自分らしく生きられる
「ひとり人が輝く東京を目指して!」
《議会・行政改革》
信頼される都議会を!忖度だらけのふるい議会を新しく!
これまでは、何をしているのか都民に見えていなかった都議会。
13兆円もの都財政は、福祉国家スェーデンの国家予算にも匹敵します。税金の使い道・政策の優先順位を改めれば出来る事がもっともっとある!
議員特権の廃止!既得権益と闘い、都政を都民の手に取り戻して行きたい。都知事の追認機関でチェック機能の働いていなかった都議会を、都民ファーストの視点で行政改革を徹底し、条例を作り、政策を作る議会へと変えて行きたいです!
「もり愛だからきれいな都政!」
Q:2020年オリンピック・パラリンピックについて。そしてその後の東京についてどういうビジョンを?
時代にあったオリンピック・パラリンピックの開催のあり方があると思います。
昭和のオリンピックにより、東京のインフラは目覚ましい開発が進んだ。
一方で、開催後に巨大施設のランニングコストを負の遺産にしては成らない。
これまで小池都知事は、会場見直しで400億円の経費削減を行なって来た。
期間中のみの会場に費用をかけるのでは無く、大田区の町工場のものづくり技術を活用した最先端の障がい者スポーツ機器、競技用車椅子の開発等、パラリンピックを見据えた優れた技術・製品開発を促進。
羽田空港周辺をものづくり技術を発信するショーウィンドウに!
オリンピック・パラリンピックを成功に導き、大会後も輝き続ける東京を築きたい。
プロフィル
1977年52年5月30日横浜生まれ
2000年3月専修大学経済学部国際経済学科卒業
2000年3月東京アナウンスアカデミーキャスター・レポーター科卒業
幼少期兼高かおる世界の旅に感銘し世界に目を向け
2000年~ナレーター・レポーターとして活動
2006年 初代横浜開港祭親善大使
2007年 統一地方選挙大田区議会議員選挙最年少で初当選
3期連続当選
2016年5月第一子誕生 7月東京都議会議員補欠選挙131.092票賜るも惜敗
趣味:自転車・星を見ること 海と祭りと銭湯が大好き
座右の銘:「動機善なりや私心なかりしか」