2018年第1弾大会でピケオーに山内佑太郎が挑戦【1・27 Krush.84】

2018年の第1弾大会で王座挑戦の山内

山内「40歳になって挑戦するのが感慨深い」
「Krush.84」(2018年1月27日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードが11月14日発表された。

 -70kgのタイトルマッチが開催され、王者ジョーダン・ピケオーに山内佑太郎が挑戦する。

 山内は2011年の初代王座決定トーナメントで決勝に進出するも、惜しくも敗退。その後、2度王座に挑戦するもいずれも敗れ、今回は4度目のタイトル戦となる。

 山内は「こ話を頂いた時はびっくりした。復帰2戦目でビッグチャンスをいただいて、同時に“来たな”と思った。2011年に初代王座決定トーナメントの決勝で健太選手に負けてから、このベルトが欲しいと思って、絶対にこのベルトを取ろうと決めていた。回数的に(タイトル挑戦)は4回目ですけど、あきらめなければ俺じゃないというのがあるので、またここまで来られて良かったです。(ピケオーは)最強のチャンピオンだと思います。40歳になって挑戦するのが感慨深いし、ここでベルトを獲ったらかっこいいいと思うので、いろいろな想いを乗せて戦いたい」と話した。またピケオーについては「とにかく強いし、手足が長い上にパワフルでアグレッシブで穴がな。僕はピケオーの日本での試合をほとんど生で見ているんですが、ゾクゾクするような、リングで向かい合ったら怖いだろうなと思って見ていました。どの試合もハズレがないというか強い選手だと思う」と話した。

 山内は9月大会で約2年ぶりの復帰戦を行い、小鉄に勝利。いきなりの王座挑戦となるが、宮田充K-1プロデューサーは「元王者の中島くんが年内は休養中で、12月のK-1 SURVIVAL WARSで日菜太vs廣野祐が行われる中、ピケオー選手の防衛戦のスケジュールを考えた時に、ここは山内くんの一発勝負かな、と。ここまで中島、山崎、廣野がピケオーに敗れている中で、山内くんが挑んだら、もしかしたらピケオーを倒せるんじゃかいかと、この前の小鉄戦で感じるものがあった」と今回の抜擢について話した。

闘士(左)と大岩

闘士「これだけファンの人に支えてもらっているとは思いませんでした」
 この日はワンマッチ2試合も発表。-60kgでは闘士と大岩龍矢が対戦する。

 ともに前回の試合で敗れているのだが、大岩は「前回負けてしまって悔しい毎日を過ごしていた。早く試合をしたいと思っていたところで、すぐに試合を組んでいただいて感謝の気持ち。早く前回の負けを取り返したいという気持ちでいっぱい」と話し、前回の敗戦については「気持ちが焦っていた、そこだけかなと思う。僕は負けたとは思ってないし、前回の試合で勉強できた。次を見ていてください」と話した。

 闘士は「前回の試合で負けて何年ぶりかに連敗して、19歳のこれからの子(横山)と殴り合って負けて、正直、僕の中で限界なのかなって思った。そしたら試合のあと、SNSに360件くらいコメントやメッセージが来て、ファンの人たちから“試合で勇気をもらいました”というコメントをもらって、これだけファンの人に支えてもらっているとは思いませんでした。僕はチャンピオンでもないファイターだけど、そんな僕の戦いぶりを見て勇気をもらってくれる人たちがいるんで、まだまだ戦おうと決意した。連敗中ですけど、僕はバリバリやれるんで、ファンのみなさん僕の夢に付き合ってください。来年3月の『K’FESTA.1』に確実に枠を作ってもらえるように頑張ります」と話した。

森坂(左)と亀本(右)

森坂と亀本が-55kgサバイバル戦
 -55kgでは森坂陸と亀本勇翔が対戦。

 森坂はKrushデビュー戦となった10月大会で小倉尚也に勝利。「大岩選手に負けた者同士で亀本選手と当たると思っていた。予想通りの相手」と話す。

 一方の亀本は10月大会で約1年10カ月ぶりのKrush参戦を果たすも大岩翔大に判定負け。「僕にとっては仕切り直しの一戦で。あそこで負けたことは選手として大きな痛手だったので、ここで切り替えていきたい」と話した。

 ともに敗れた大岩翔大が12月のK-1に参戦することになったが、森坂は「正直、大岩さんが12月のK-1に出ることは予想していた。僕もめちゃくちゃ出たかったし、格上の軍司選手とやることもうらやましい。僕もこんなところでつまずいていられないと焦りが出てきて、亀本選手は強い相手ですけど負けられません」、亀本は「めちゃめちゃ悔しい。でも大岩選手に固執せず、気持ちを切り替えてチャンピオンを目指していこうと思います。そのうえで巡り合うことがあれば大岩選手にリベンジしたい」と話した。