堀口「今ならデメトリアス・ジョンソンに勝てます」【RIZIN一夜明け会見】
RIZINの2018年は5月福岡大会からスタート
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見が1月1日、都内のホテルで開催され、バンタム級GP優勝の堀口恭司ら大会で勝利を収めた9選手が登壇した。
会見では冒頭に榊原信行RIZIN実行委員長が挨拶。「昨年に比べ、会見に出席する選手の顔ぶれも世代も変わった。真珠選手は半分日本人ですが、日本人選手が並ぶのも日本を主戦場にするRIZINとしてはうれしい限り」と話した。
また2018年の大会について「5月6日の福岡マリンメッセ、7月末、9月末、12月末に埼玉。これを柱にして、8月に名古屋か大阪、10月中旬~11月に海外で大会を開催したいと考えている。男女ともどの階級でグランプリをやるのか。それ以外でも年末に引退するミルコの相手を決める戦いも今年の一つの柱にできれば」などと2018年のプランを話した。会見後に行われた囲み取材では海外についてはアメリカ、中国といった候補をあげ、グランプリについてはヘビー級、ライト級、堀口がまたもう一つ階級を上げてフェザー級――とさまざまなプランをあげつつ、今年はあえて開催せずに、出場する選手を育成するいわゆる“ため”の期間とする考えもあることを明かした。また年末の大会については現状の29、31日の開催を31日に絞り、昨年のように音楽イベント、eスポーツのイベントの開催などさまざまなプランを示唆した。
浅倉カンナ「今年も無敗で行きたい」
この日は堀口が乾杯の音頭を取り、その後、各選手が2018年の抱負を語る。中でもやはり注目を集めたのは堀口、浅倉カンナ、那須川天心という3人のトーナメントの優勝者。
堀口は「今年、しっかりRIZINを盛り上げていくんで、これからもRIZINをお願いします。2018年はRIZINをもっともっと有名にしたい。階級を上げての戦いも考えているが、海外にはまだまだ強い選手がいる。そういう選手をRIZINにおびき寄せられたらいいなと思っている。そうしたらもっともっと盛り上がっていくのではないか」と話した。その海外の強い選手について誰か1人をあげてとの要望には「デメトリアス・ジョンソンですね。今なら勝てます」と静かに言い切った。
女子スーパーアトム級GP優勝の浅倉カンナは「ベルトを取ることができて本当に良かった。チャンピオンとして日本の女子格闘技をどんどん盛り上げていけるように頑張る。今年も無敗で行きたい」と話した。
RIZIN KICKワンナイトトーナメント優勝の那須川は「昨日は2試合連続KOでほっとしている。2年連続9試合して、今年は何試合するか分からないが、まだ19歳なので若いうちにもっといっぱい経験してもっと強くなりたい。2018年は格闘技全体を盛り上げることと、高校をしっかり卒業できればと思います」などと話した。
矢地の今年の目標は「もしツア」出演?
五味隆典を破った矢地祐介は「ファイターとしては反省点ばかりだったんですが、お祭り男としては、まあまあの出来だったかと思っています。2018年は天心君みたいに『もしもツアーズ』あたりに出たい」と2018年の目標を話した。五味vs矢地戦の勝者との対戦を表明していたストラッサ―起一が改めて対戦表明すると矢地は「自分、70の選手なんで、72とか言われても…。そのへんは榊原社長にお任せします」とここばかりは慎重な答えとなった。
プロ2戦目も勝利した真珠・野沢オークライヤーは「試合の1~2カ月くらい前に(右ヒジの靭帯を)怪我しちゃったので、アメリカに帰ったら手術をやらないといけないので、それに少し時間がかかる。でもケガが治ったら絶対RIIZNに戻って来ます」とケガを抱えての出場だったことを明かした。