浅倉カンナが5月福岡大会参戦「今年も全勝で」【5・6 RIZIN.10】

ベルト姿もすっかり板についた浅倉カンナ

「ヒジあり」ルールに高田氏が「時代は変わった…」
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月14日、都内で会見を開き、5月6日にマリンメッセ福岡で開催される「RIZIN.10」の第一弾カードを発表した。

 昨年大晦日に「女子スーパーアトム級トーナメント」を制し王座に輝いた浅倉カンナがメリッサ・カラジャニス相手に戴冠後の初戦に挑む。

 カラジャニスはアメリカのKOTCを主戦場にするファイターで、同団体の女子アトム級の中心選手。

 この日、会見に出席した浅倉は「チャンピオンになっての第1戦が決まった。自分の中ではここからがまた新しいスタートだと思っている。チャンピオンではあるがチャレンジ精神を忘れずに、たくさんの人に成長している姿を見てもらえるように、その中でチャンピオンとしてしっかり一本かKOで勝って会場を盛り上げて勝ちたい。対戦相手は寝技も打撃も両方できて、昨年、アンディ・ウィン選手にも勝っている選手。そこでしっかり勝って実力を見せられればいいなと思っている」と話した。そして今年の目標として「追われる立場になって緊張するが、そのなかで高い目標を持って、今年は勝ち方もこだわって一本かKOで全勝できればいいなと思っている」と話した。

 今回は「ヒジあり」のルールとなるが浅倉は「せっかくヒジありのルールなのでヒジを使っていければ。もともと練習はしていたので思い出して試合で出せれば」と話すと高田延彦RIZIN統括本部長は「時代は変わりましたね。こんなかわいい子がチャンピオンになって“ヒジあり、ヒジなし”とか言ってるんだから(笑)。耳を疑ったよ僕は」と感慨深げ。

村田はおしゃれスニーカーでフォトセッション

村田が2016年大晦日以来のRIZIN参戦
 この日は合わせて「堀口恭司vsイアン・マッコール」「マネル・ケイプvs朝倉海」「ウェイリー・ジャンvs村田夏南子」のカードが発表された。

 堀口vsマッコールは昨年行われたバンタム級トーナメントで実現が期待された一戦。マッコールがケイプ戦で出血によるTKOで敗れたため実現しなかったが、今回はともにノーダメージでの対戦になるだけに、より注目度の高い試合となる。

 アメリカにトレーニングの拠点を置く堀口は後日、来日し会見する予定。

 会見には村田と朝倉が出席。2016年の大晦日以来のRIZIN参戦となる村田は「初めまして村田夏南子です、というくらいお久しぶりです。去年はケガをして手術をして、ずっとどん底にいるような状態だったが、今年は、相手は強いがしっかり勝ってはいあがってやろうと思っている。リベンジするためには負けられないと思っているので頑張る」と話した。リベンジというのは中井りんのこと。高田氏も「また見たいな」と後押しした。

朝倉海

朝倉は「挑発してきたらぶん殴る」
 ケイプと対戦する朝倉は「一番やりたいと思っていた相手だったので最高の気分。間違いなく一番面白い試合になる」と話した。ケイプが「ビッグネームと試合がしたかった。失望している」といったコメントを寄せたが、これに対して朝倉は「失神させて黙らせたい。(前日計量で)挑発してきたらぶん殴ってやろうと思う」と話した。

 また那須川天心がキックボクシングルールで参戦。年末に行われたトーナメントの王者3人がそろい踏みすることとなった。

 その他にキックボクシングルールでチームドラゴンの北井智大が参戦。3月18日に行われる「RISE Westトーナメント」の優勝者と対戦する。

この日はバレンタインデーとあって、村田と浅倉から取材陣にチョコのプレゼント。もちろん義理