高橋一生が仏ロケで収穫! 現場ファッションは「万国共通」
高橋一生が26日、自身が出演するフランスの高級ジュエラー「BOUCHERON(ブシュロン)」のオリジナルショートフィルムの制作発表に出席した。
同ブランドが自身の創業160周年と日仏友好160周年を記念して行うプロジェクト。タイトルは「Cinder Ella(シンデ・レラ)~ある愛と自由の物語~」で、誰もが知っている名作「シンデレラ」を現代風かつブランドの哲学を織り込みながら改めて解釈した作品だという。
同ブランドのアンバサダーを務める仏女優のレティシア・カスタが演じる恵まれない環境の下で毎日暮らしているヒロインと、高橋演じる歴史ある由緒ある城に住む男が惹かれ合い、運命の恋に落ちるラブストーリーだ。
レティシアは、本作に出演したことについて、「日本のクリエイターの方、俳優の方とご一緒にお仕事をさせていただくのにとてもエキサイティングな思いでした。言葉だとか文化の壁があるのも感じましたが、その挑戦を経て、とても素晴らしい作品になったのでうれしく思っています」
高橋は「言語の違いだったりは、いずれ乗り越えられる日が来るんじゃないかって思わせられるような説得力のある(監督の作る)絵だった。時代設定だったりも、僕のなかで役を落とし込んでいく過程の中では説得力があるものとして響きました」とし、「どんな映像になって出てくるのか楽しみ」と、撮影を振り返った。
演じた運命の恋に落ちた2人について聞かれた高橋は「自分の思う正しさを貫いていくということは誰かの正しさとぶつかることでもある。そういうときに否定をせずに、どう擦り合わせていくかは恋愛の駆け引きでもきっとあると思います」と、話した。
日本とフランスで撮影。高橋は初めてのパリでのロケだったそうで「建物から何からすべて概念が違う! とても新鮮で美しく映って……戻りたいですね、すぐにでも戻りたい」と相当気に入った様子。それには、ロケ現場で感じた「安心」が大きな要因になっているよう。
「スタッフさんの格好が日本人(のスタッフ)とまったく変わらないんです。ソフィスティケイトされた結果あの格好になったんだって。撮影さん制作のスタッフさん、この人はご飯を用意してくれる人って(笑)。日本もフランスも何も変わらなくて。親近感があったし、安心しました。それが僕にとってすごい収穫だったかもしれないですね。撮影とか作品を作っている時は、自分の心持ちが外に出るんでしょうけど、ほとんど変わらない。万国共通なんだなって部分がうれしかったです」
監督は音楽CDのアートディレクションやデザイン、ミュージックビデオなど映像作品も手掛ける関和亮、脚本は本谷有希子が手掛けている。
ショートフィルムはブシュロン公式サイトやオウンドメディアで5月24日から公開。それまではティザー映像が見られる。