高田延彦統括本部長が出場全選手に熱い檄【5・6 RIZIN】
今回は全員クリア
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)の前日計量が5日、福岡市内で行われた。
RIZINの計量といえば、昨年の福岡大会ではトーナメント1回戦でRENAと対戦予定のアンディ・ウィンが計量オーバーで試合の実現が危ぶまれ、昨年末の大会では神取忍と対戦予定のギャビ・ガルシアが12kgオーバーで試合が中止になるなどトラブルが続いていたが、今回は全員がクリアした。
第2試合に出場する村田夏南子が謎のマスクで登場し、会場の緊張感を和らげたが、第3、4試合に出場するヘビー級の4人はやや硬めの表情ですでに臨戦態勢を思わせる。前日に発表された大相撲出身の大砂嵐の参戦で一気に注目度の高くなったヘビー級戦線の生き残りへシビアな戦いが繰り広げられることになりそうだ。
ケイプと朝倉海が一触即発
ここまではにらみ合いで済んでいたが、マネル・ケイプが登場すると空気が一変。ケイプは予想通り対戦相手の朝倉海につっかけ一触即発の緊張状態。最初は努めて冷静でいた朝倉だったが、ケイプのしつこい挑発に中指を立てて応じると、これにケイプがエキサイト。高田延彦RIZIN統括本部長ら関係者が止めに入り、事なきを得たが、やはりRIZINの計量が平穏に終わることはなかった。
ケイプが変わらぬヤンチャぶりを発揮する一方、そのケイプと戦った者同士の対戦となるメインの堀口恭司とイアン・マッコールは笑顔で互いに健闘を誓い合うなどトップの貫禄を見せた。
高田延彦統括本部長が「自分が明日一番輝いてください」
全選手の計量後に高田統括本部長は「日本の古い言葉で“石の上にも三年”という言葉があります。どんな苦しいことでもどんな困難があっても、どんな批判を受けても、とにかく始めた以上は3年間は石にかじりついてでも頑張れということ。まさしくRIZINが始まって今年がその3年目の年です」と前置きしたうえで、「堀口恭司、彼の凄さ、怖さ、カッコよさ、すべてを明日見せてもらいたい。1ミリも1滴も残さず。頼むよ。そして相手のマッコール選手も自分のすべてを出して最高のパフォーマンスを見せてください。あえてメインの2人の名前を挙げさせてもらったが、すべての試合に出場する選手にいえること。とにかく自分が目立ってください。今までやってきたことを全部ぶつけて、自分が明日一番輝いてください。明日RIZINという舞台をみんなが力を合わせてピッカピカに光らせましょう。すべてのファイターのベストパフォーマンスを心からお祈りしています」と檄を飛ばした。
新RIZINガールがお披露目
またこの日は計量に先立って新RIZINガールがお披露目された。
メンバーを代表して清瀬まちが「RIZINのリングに立たせていただくことは今でも信じられない気持ち。今回、約600名の中からRIZINに対する熱い思いを持った7名が選ばれ、ラウンドガールを務めさせていただきます。4年目に突入する、日本が誇る格闘技RIZINを私たちと一緒にさらに、さらに盛り上げていきましょう!」と挨拶した。