【インタビュー】是永瞳「特技の空手を生かしてアクション女優にも挑戦したい」
2016年、オスカープロモーション主催の『第1回ミス美しい20代コンテスト』でグランプリを受賞。昨年は高視聴率ドラマ『ドクターX』で女優デビュー。西田敏行の秘書役で話題を集めた是永瞳。
「前作まで一視聴者として見ていたので、秘書役に決まった時はとても驚きましたし、自分が演じるというイメージがまったくわきませんでした。私の前の秘書役を、同じ事務所の(田中)道子さんがセクシーに演じてらしたので、すごくプレッシャーだな…って。しかも演技経験もほとんどなく、私に出来るのだろうかと…」
ドクターXの秘書役と言えば代々美女が演じているが…。
「これまでの秘書は頭が切れたり、セクシーだったりと、それぞれ個性があるお芝居をされていましたが、私の場合はどうしても見た目や声のトーンなど、西田敏行さんにとっては、孫のように見えてしまって…。(笑)私自身末っ子で、父親に甘えては母親が“またそんなに甘やかして”と怒っていたので、お父さんに接するように、西田さんにも甘えていきました。西田さんはアドリブが多く大変だと聞いていましたが、私が新人だと思い気を使って下さったのか、あまりアドリブはなく、安心して演技に集中できました。ただ一度、西田さんが“ワンワンワン”って言ってきたので、その時は“ニャンニャンニャン”で返しました(笑)」
チームワークの良さでも有名な「ドクターX」の出演者たち。そこへ入るのには不安もあったという。
「団結力がとても作品であり、出演者の方たちの中に新人で自分が入るというのは不安もたくさんあったんですが、みなさん大人の方ばかりなので、すごく深い包容力で受け入れて下さっているなというのをとても感じました。本当にみなさん優しくて、逆に新人だからと気を使っていただいているのが伝わってきて、ありがたい気持ちでいっぱいでした。米倉さんからは、クランクアップの時に“また何か違う作品で一緒になったらよろしくね”ってお声をかけていただきました。いつか本当に、もっともっと成長して、またぜひご一緒させていただけたらうれしいです」
173㎝の長身で線が細く、透明感と輝く笑顔が印象的な是永だが、意外にも特技は空手。糸東流の空手3段で、小学校6年生から22歳の現在まで、稽古を続けている。
空手は自分にとって強みでもあります。例えば取材の時も空手の蹴りを披露したら、すごく写真映えもしますし、意外性があるのでインパクトも大きいようです。モデルの仕事でファッションショーに出た時も、体幹が鍛えられているせいか、立ち姿やウォーキングが早く習得できるので仕事にも役立っています」
昨年からは、全日本空手道連盟公認「東京2020オリンピック空手スペシャルアンバサダー」にも就任した。
「就任前は空手2段で、昇段試験を受けて3段に昇段した後に、アンバサダーに選ばれました。昇段してからいただいたお仕事なので、空手は自分の中で本当に大事なものなんだなと、改めて感じました。アンバサダーとしては、実際にいろいろな大会に足を運び、選手たちを応援していけたらと思っています。選手との距離を縮めて、技の解説だけではなく、選手1人1人の人柄なども伝えて、空手の魅力をもっと広めていけたらいいですね」
今後の目標は?
「事務所に入ってからお芝居のレッスンを始めたんですけど、やってみたら本当にすごい楽しくて、今は週4回のレッスンが待ち遠しいくらいです。また、アクションのレッスンもしているので、アクションもできる女優として、活躍できるようになりたいと思っています。うちの事務所には、米倉涼子さんをはじめ、武井咲さんや剛力彩芽など、尊敬できる憧れの先輩がたくさんいます。私も自分の個性をこれから確立し、もっともっと頑張って、いろいろなドラマに挑戦させていただければと思っています」
現在、「第2回ミス美しい20代コンテスト」出場者募集中。
詳しくはhttps://www.oscarpro.co.jp/20s_contest2018/