8月「アジア大会ジャカルタ」のeスポーツ代表が決定
「Star Craft」はPSiArcがVaisravanaを圧倒
今年2月に日本のeスポーツ3団体が合併して発足した「日本eスポーツ連合(JeSU)」が5月27日、「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン eスポーツ 日本代表選考会」を東京・池袋のLFS池袋 esports Arenaで開催した。
これは今年8月18日からインドネシアで開幕される「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」でデモンストレーション競技として行われることとなったeスポーツ競技に派遣する日本代表を選出するためのもの。
アジア競技大会では6タイトルのeスポーツ競技が予定されているのだが、今回は日本国内で販売・競技されている5タイトルの代表選手をJeSUから派遣する。
同会場では「StarCraft Ⅱ: Legacy of the Void」と「ウイニングイレブン 2018(PRO EVOLUTION SOCCER 2018)」の2競技の代表選手選考会が行われた。
「Star Craft」の代表選考会はPSiArc(サイアーク)選手とVaisravana(ヴァイシュラヴァナ)選手の間で行われた。5回戦で3勝したほうが優勝というルールの中、PSiArcが一気に3連勝で試合を決めた。
PSiArcは対戦後、「韓国という強豪がいて、また中国、台湾にも決して侮れない、手強いと思うライバルたちがたくさんいる。代表として気持ちの上でも負けないように、東アジア予選までそれほど多くの時間があるわけではないので、1分1秒を惜しんで練習に回して、結果を残せるように頑張りたい」と話した。
ウイニングイレブンは世界王者と17歳の現役高校生が勝ち抜く
「ウイニングイレブン 2018」は代表枠が2つということで、「レバvsかつぴーや」「あるとvs SOFIA」の2試合が行われ、それぞれの勝者が代表となるシステムとなった。
第1試合は17歳のレバ、第2試合はSOFIAが勝利を収め、代表の座を手に入れた。
レバは競技歴3年の現役高校生。試合後「優勝できてうれしい。でも今日からしっかり日本代表としての自覚を持って、アジア予選をしっかり戦っていきたい」と話した。またウイニングイレブンの世界王者であるSOFIAは「日本代表になるためだけでなく、アジアで1位になるためにやってきたので、まずは山を越えたのかなと思う。僕たちが日本代表になる前に、僕たちに負けていった方々がたくさんいます。その人たちのためにも頑張りたい。世界王者でもあるので、アジアは絶対に制したい」などと話した。
ジャカルタ本選枠をかけ6月5日から東アジア予選に出場
残る3タイトルのうちこの日、別会場で行われた「ハースストーン(Hearthstone)」はTrendstred選手、「クラッシュ・ロワイヤル(Crash Royal)」は前日の26日に決勝大会を行い、けんつめし選手が代表に選ばれた。
「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」は5月21~25日に開かれた日本代表選考委員会によって、Evi、Astarore、Ceros、YutoriMoyashi、Enty、apaMENの6選手とコーチのLillebeltの7名が代表に選ばれた。
各代表選手は今後、東アジア予選(6月5〜20日)に臨み、「リーグ・オブ・レジェンド」は3枠、他のタイトルは2枠のジャカルタ本選枠を争う。勝ち抜くと「ジャカルタ・パレンバン本選」(8月18日〜9月1日)に進出となる。