が~まるちょばの最新ツアーが12日開幕!「原点回帰」&「笑いは多め」
カラフルなモヒカンとサングラス、黒スーツがトレードマークのサイレントコメディー・デュオ、が~まるちょばの全国ツアー「サイレントコメディー JAPAN TOUR 2018」が12日、東京・新国立劇場で開幕する。
2人は初日を翌日に控えた11日に公開ゲネプロを実施。今回のショーはオール新作で、おなじみの大道芸的なストリートパフォーマンス、笑いがこぼれたり涙腺を刺激する小品群、そして「007」シリーズを思わせる長編で構成。2人は約2時間のあいだ、飛んだり跳ねたり、時には車やヘリコプター、女子高生にもなって、舞台や客席を駆け回った。
ゲネプロ終了後に取材に応じた黄色のモヒカンのHIRO-PONは、本作を「原点回帰」と位置づけ。赤いモヒカンのケッチ!は「笑いが多め」だとし、「最初の3-4年は、笑いのパーセンテージを上げていこうとやっていた。その時に近いようにやっていこうと」と説明した。
本ツアーや演目について、ケッチ!は「お客さんと遊ぶ部分も多いので楽しくできる。そういうところは完全アドリブでやっているので、初日蓋を開けてみて起こったことは、2度と起こらない。それを僕たちも楽しみにしているし、リピーターのお客さんがいるならそういうところもチェックしに来てくれたら」。
HIRO-PONも「作品は育つもの。同じ作品でも初日次の日と違います。僕らがやっているパントマイムというのは、そういったところが魅力。何回でも、それと1人じゃなく、いろんな人と一緒に見てもらえると見えてくるものや感じるものが人それぞれ違うので終わったあとに話し合っていただけたりする。そういうところも楽しんでもらえたらなと思います」と、話した。
12~15日まで同所で上演。その後、浜松で公演して、スコットランドで行われるさまざまな芸術の祭典エジンバラフェスティバルフリンジへの出演を含む約1カ月のイギリス公演をはさんで、ツアーは来年年明けまで続く。
ケッチ!は「海外に1カ月も行くと、いい意味で感覚も変わってくる。エジンバラではいろんな演目を見られるので、インスピレーションに関わることもあると思います。(ツアー)最初の1週間は勢いと気合と、新作ができるという喜びとで、あっという間に終わってしまうと思いますが、9月からは海外の風をまといながらやりたい」と意気込んでいた。
エジンバラフェスティバルでは本公演とは違う演目を披露するという。
1年前から、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに移籍した。所属芸人に「ほぼ全員になぜ入ったのかと言われた」と、ケッチ!。報道陣から「よしもとはギャラが安いと言われているがどう?」と聞かれ、「今のところは(変化を)感じていない。安いと言われているのに変わってないというのは……僕らは、もっともらえるのかな?」。